「一線」と「第一線」の違い・意味と使い方・由来や例文

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一線は「最前線のこと、また、けじめや限界のこと」。

「けじめ」と言い換えると分かりやすい。

第一線は「最前線のこと」。

「最前線」と言い換えると分かりやすい。

「一線」は最も先頭に立って仕事などの活躍をしている人や環境のことを言います。

また、ケジメや区切り、限界などの意味でも使われます。

「第一線」は「最前線」をハッキリさせる言葉になり、区切りと言う意味はなくなります。

「一線」は区切りの意味もある

「一線」は現役で、最前線で活躍することです。

「一線を退く」「一線から身を引く」などと使い、先頭に立つことを辞める時に使います。

また、「一線を越える」「一線を画す」などの場合は、「区切り、けじめ、限界」などの意味になります。

何を以って「一線を越える」のかは 人により捉え方が違うため決まったものはありません。

「第一線」は最前線のこと

「第一線」は「一線」と言う最前線のことを強調した言葉です。

「第一線で活躍していた」「第一線の要員に抜擢された」「第一線は過酷な職務だ」「第一線はフロントと言い前線の意味だ」「海兵隊は軍隊が持つ第一線の突撃部隊のこと」などと使います。

従って、「一線」が持つ別の意味の「区切り、ケジメ、限界」などはなくなります。

「一線」と「第一線」は同じこと

「一線」と「第一線」は同じ意味で使えますが、「一線」の持つ「区切り、けじめ、限界」などの意味は「第一線」にはありません。

「第一線を踏み越える」「第一線を画す」「第一線を守る」とは使わないのです。

一方、「一線で活躍する」は「第一線で活躍する」でも同じで、「一線を退く」は「第一線を退く」でも良いのです。

「一線」と「第一線」とは

「一線」は最も活躍している様子のことで「最前線、フロント」などの意味と「区切り、ケジメ、限界」などの意味があります。

「一線を退く」「一線を踏み越えた」と使います。

「第一線」は「一線」の強調言葉で、「第一線を退く」と使い、「第一線を踏み越えた」とは使いません。

「最前線」の意味では「一線で活躍する」は「第一線で活躍する」としても同じ意味になります。

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