既定路線は「どのような方向で進めていくかに関して、すでに決まっている状況であること」。
そういった部分についてすでに決まってしまっており、あとはその通りに進めていくだけという状況の際に使います。
すでに結論が出ていて、それを変えることはできないという意味の言葉です。
不可避は「避けることができないこと」。
避けられない状況なので、特定の状況がすでに決まっているという意味で使います。
「既定路線」の意味
既定路線とは、どのような方向で進めていくかに関して、すでに決まっている状況であることです。
何らかの物事の進め方などに関して、すでに決定済みであり、これから考えたり、新たに決めることができる余地がほぼ0であるというケースで使っていきます。
結論自体が決まっているので、あとはその結論に向けて動くだけというニュアンスです。
「不可避」の意味
不可避とは、避けることができないことです。
いろいろな場面で使うことができる言葉であり、すでに状況が確定している、それを変えることができないという意味の言葉と評価できます。
不可避の場合には物事の進め方とか、そういった場面で以外でも使用できるので、日常生活のいろいろな場面で馴染みを感じられる表現になってきます。
「既定路線」と「不可避」の用法や用例
「うちの会社の場合、経営を立て直すためにリストラはどうしても必要だろう。
それ自体はもはや既定路線だが、問題は誰を選ぶかという状況になってくるはずだ。」
「これだけの豪雨だと、傘を差してもかなりきついだろうな。
傘があったとしても濡れるのは不可避と言えるだろう。
今日はずぶ濡れも覚悟しないといけないのではないか。」
既定路線と不可避は決まっている状況という意味
既定路線と不可避は特定の状況についてすでに決定済みである、それを変えることはできないという意味で使われる言葉です。
ただ、既定路線は特定の物事の進め方などに限定される面があります。
不可避はかなり幅広くいろいろなシーンで使用できるため、そういった部分で両者には大きな違いがあるので、そこを覚えておくといいでしょう。