「歯ぎしり」と「地団駄」の違い・意味と使い方・由来や例文

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歯ぎしりは「悔しい余り歯をギシギシ軋ませる様子のこと」。

「ギシギシ」と言い換えると分かりやすい。

地団駄は「悔しい余り地面を足でドンドンとさせる様子のこと」。

「ドンドン」と言い換えると分かりやすい。

どちらも悔しい時の表現方法になります。

「歯ぎしりをして悔しがった」「くやしさの余り地団駄を踏んだ」などと使います。

「歯ぎしり」は悔しい様子のこと

「歯ぎしり」は通常寝ている間にギシギシと音を立てて歯を軋ませる行為のことを言います。

ストレスの解消と言われます。

歯を軋ませる行為がいかにも悔しい様子に例えられることから、「歯ぎしりをする」は「悔しい」と言う意味になりました。

歯を「ギシギシ・ギリギリ」と鳴らすことでくやしさを紛らわすということなのでしょう。

「地団駄」も悔しい様子のこと

「地団駄を踏む」と使い、悔しい時の様子を言います。

「地団駄」の語源は、「たたら製鉄」のふいごである「たたら」を足で踏むことから、「地たたら」となり「地団駄」となったものです。

人は悔しい時に地面を足で強く踏みつける動作をするものですから、「たたら」を踏む動作に似ているので言われるようになったものです。

「歯ぎしり」も「地団駄」も悔しい時にするもの

「歯ぎしり」は勝負事などで負けそうになる場合などにするもので、負ければもっとしてしまう行為です。

「地団駄」も負けてしまった後にする行動で、憤懣遣るかたない時にしてしまいます。

くやしさを何等かの行動で紛らわすのですが、周囲に八つ当たりも出来ませんから、自分で「歯ぎしり」や「地団駄を踏む」ことをするのです。

「歯ぎしり」と「地団駄」とは

「歯ぎしり」はギシギシ・ギリギリと音を立てて、歯を軋ませる行為のことで、悔しい時にするものです。

「地団駄」は「地団駄を踏む」と使い、同じく悔しい時にします。

「踏む」行為は「砂鉄製鉄のふいご」を「たたら」と言ったことから、「たたらを踏む」となり「地たたらを踏む」「地たたを踏む」「地団駄を踏む」と変化したものです。

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