そそくさは「忙しなく落ち着かない振る舞いを見せること」。
動きが素早く見えるものの、そういった動きの中に忙しいような、落ち着きがないような、そういう雰囲気が感じられるシーンで使うのです。
とっととは「非常に素早く行動すること」。
即座といった意味に近い言葉であり、特に間隔を置くことなく、何らかの行動をするシーンで使われることが多いです。
「そそくさ」の意味
そそくさとは、忙しなく落ち着かない振る舞いを見せることです。
忙しない、落ち着かないということで、急いでいる雰囲気が感じられるケースで使う言葉です。
足早に立ち去るなど、多少なりとも急いでいる状況に見えるときに使うと自然でしょう。
そそくさに関しては、行動としては割と見られるものであり、十分に馴染みを感じやすいはずです。
「とっとと」の意味
とっとととは、非常に素早く行動することです。
単純に素早い行動が見られたときに使っていきますけど、急いでいるという意味のそそくさにかなり似ています。
そそくさも結果的に行動が素早く見えるので、状況としては大して変わりません。
とっととに関しても、普通に馴染みを感じやすい光景ですし、言葉としても割と使われます。
「そそくさ」と「とっとと」の用法や用例
「あの人は急いでいるのか、そそくさと立ち去ってしまった。
本当はもっと話がしたかったんだが、変なタイミングで声をかけてしまったということかな。」
「今日はやらないといけないことが多すぎる。
したがって、この仕事はとっとと終わらせて、早く次の仕事に移らないとな。
そうしないととてもじゃないが今日中に終わらないよ。」
そそくさととっととはどちらも急ぐこと
そそくさととっととはどちらも迅速に行動している状況を表し、急いでいるように見えるシーンで使っていきます。
したがって、意味はちょっと違いますが、光景としては同じように見えると言えるはずです。
このような行動自体はよく見られるものですし、言葉としてもともにメジャーな表現であるので、かなり馴染みは感じやすい状況でしょう。