「お彼岸」と「お盆」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

お彼岸は「春分と秋分の日前後のこと」。

「先祖供養」と言い換えると分かりやすい。

お盆は「夏の行事のこと」。

「盆休暇」と言い換えると分かりやすい。

「お彼岸」も「お盆」も先祖の供養を行なう時期になります。

「お彼岸」は春と秋2回。

「お盆」は旧盆をする地域もありますが、概ね夏1回あります。

「お彼岸」にはお墓参りをし、「お盆」には先祖を迎えることをします。

「お彼岸」は春と秋

春は春分の日及び前後各3日間の一週間です。

秋は秋分の日及び前後各3日の一週間で、初日を彼岸の入り、最終日を彼岸明けと言いい、春分、秋分は彼岸の中日と言います。

「お彼岸」の「彼岸」とはあの世のことで、この世を「此岸(しがん)」と言うことの対義語です。

彼岸が近いためご先祖の墓参りをすること、ぼたもちやおはぎをお供えすることが通例となっています。

「お盆」は夏

「お盆」は「盂蘭盆会」と言い、ご先祖が戻ってくると信じられ、お迎えや送りをする風習があります。

夏に行われ、「お盆休み」は大体3~5日前後の長期休暇に全国的になります。

地方出身者は帰省を行い、墓参りをします。

都会では8月に行われることが多いのです。

旧暦では7月になり地方では旧盆として行われますが、農繁期と重なるため最近は8月に行う様になりました。

「お彼岸」も「お盆」も雑節

「お彼岸」も「お盆」も日本の風習で、雑節の中に含まれます。

春分や秋分は中国の二十四節季ですが「彼岸・盆」は日本独特の習慣になるのです。

因みに二十四節季は大陸由来のもので一年を24区切りして、季節感ある言葉を付けたものです。

1月の「立春」から12月の「大寒」までのことを言います。

大陸由来の季節感と日本の季節が合わないこともあり、雑節と言う独自の行事が考え出されたものです。

「お彼岸」と「お盆」とは

「お彼岸」は春分の日と秋分の日前後の期間に先祖供養をする行事のことです。

二十四節季である春分と秋分に合わせた期間に行われます。

「お盆」はインドや中国由来のもので、「盂蘭盆会」と正式には言い、先祖がこの世に戻ってくる時と言う信仰があり、お迎えやお見送りの行事をすることや、盆踊り、墓参り、帰省などが行われます。

いずれも雑節と言う日本独自の行事となります。

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