「ぽっと」と「ぼっと」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

ぽっとは「美しい人やもの・景色に見とれる様子のこと」。

「見とれる」と言い換えると分かりやすい。

ぼっとは「漫然としている様子のこと」。

「注意散漫」と言い換えると分かりやすい。

「ぽっと」や「ぽー」「ぽっ」などは何かに見とれている様子のことを言います。

「ぼっと」や「ぼー」「ぼっ」は何も考えずに散漫な様子を言います。

「ぽっと」は見とれること

「ぽっと」は美しい人を見つめることや、綺麗な景色、建築物、芸術作品などに接し見とれている様子を表す言葉です。

「ぽー」も「ぽっ」も同じです。

「余りに綺麗な女優さんにぽっとしてしまった」「好きな人に声を掛けられぽっとしてドギマギした」「東照宮を見上げて、余りの美しさにぽっとしてしまった」など見入ってしまう事、惚れてしまう事などを言います。

「ぼっと」は漫然となること

「ぼっと」は注意力が無くなり、漫然とした様子になることです。

「ぼー」も「ぼっ」も同様に使います。

「ぼっとしているじゃないよ」「ぼっとしているから間違えるのだ」「ぼっとしている暇があったなら本でも読め」と使います。

また、違った使い方で「火が急にぼっと燃え広がった」「くすぶっていたのにぼっと炎が燃え上がった」などとも使います。

「ぽっと」も「ぼっと」も叱る言葉

「ぽっと」も「ぼっと」も叱る時に良く使います。

「何を見とれているのだ、ぽっとしているんじゃない」「何を考えているんだ、ぼっとしているんじゃない」と使います。

当然目下の者に対しての言葉遣いになります。

他のものに気を取られている時や、注意力や集中力が必要な時に使います。

「ぼっとするな」は良く使う言葉で、「しっかりしろ」と言う意味でも使います。

「ぽっと」と「ぼっと」とは

「ぽっと」は美人などに見とれている様子で、気恥ずかしい感情があります。

「ぼっと」は注意力や集中力が無いと思われる時に、目下に叱責する言葉になります。

そうでもなくても、「注意しろ、集中しろ、がんばれ」などの意味でも使います。

「ぼっと」は炎の様子にも使われています。

「ぼっと燃え上がった」などと使います。

「ぽっと」は「ぽっと出の田舎者」などとも使います。

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