「龍」と「辰」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

龍は「手足を持ち頭に角がある蛇の様な体をした空想の動物のこと」。

「空想動物」と言い換えると分かりやすい。

辰は「十二支の一つで草木が整うこと、または龍のこと」。

「龍」と言い換えると分かりやすい。

「龍」は元々ワニから想像されたものと言う説があります。

頭は恐ろしい形相で角があり、ヒゲを蓄え大きな口と歯がある様子は何かワニを連想します。

「龍」は架空動物

「龍」は想像上の動物として日本画や彫刻などの題材になり、龍の付く言葉も多くあります。

中国から日本に伝来すると蛇神と合体して龍神となりました。

中国では霊獣として扱われ、皇帝のシンボルとなりました。

「龍神は水から現れる」「竜巻は恐ろしい」「竜骨は恐竜の化石」「恐竜」「土竜(もぐら)」「竜胆(りんどう)」「西洋では龍をドラゴンと言う」などと使います。

「辰」は十二支の一つ

「辰」は十二支の一つで「草木が成長して、形が整ってくること」を表す漢字です。

農作物の成長を表す十二支は「子丑寅卯辰」と進み、「種」から成長していることが分かります。

「辰」も又、人名に多く使われる漢字になります。

「辰五郎・辰雄・辰夫・辰子・辰之助・辰一郎・辰巳柳太郎」などがあります。

また、「辰」は農作物に関係していますから「農」にも使われています。

「辰」は「龍」のこと

動物が十二支に充てられた時に五番目の項目として「辰」に「龍」が充てはまめられたのです。

それ以来、「辰」は「龍」と同じに思われてきたのです。

「今年の干支は辰年になる」と言う事で「龍」の出番になります。

「辰」は農作物の成長過程を表しますから、「龍」は「辰」には直接の関係は元々ないのですが、長年の慣習として同じに考えられてきました。

「龍」と「辰」とは

「龍」は中国の空想上の動物になります。

霊獣として皇帝の象徴とされました。

日本では水神と一体化して龍神となり、「竜巻」などのイメージと重なるものになっています。

「辰」は「龍」のことになっていますが、元々は農作物の成長過程を表す言葉で十二支の五番目に位置します。

「草木の整う時期」「草木が或る程度茂り、形になってくる時期」と言う事です。

最新の記事はこちらから