手遅れは「特定の行為をするにあたって望ましいタイミングをすでに逃してしまったこと」。
もっと前にやるべきだったと言えるようなシーンで使っていきます。
ただ、もっと前にやるべきだったという事実は、その適当なタイミングを逃した後に気付くケースが多いです。
時すでに遅しは「すでに打つ手が存在しない状況のこと」。
何かしらの問題を改善するための時期としてはもう遅すぎる、今更何もできないという意味になります。
「手遅れ」の意味
手遅れとは、特定の行為をするにあたって望ましいタイミングをすでに逃してしまったことです。
特に望ましいタイミングが過去にあったにもかかわらず、それに気付かずに過ごしてしまい、過ぎてからその事実に気付くようなシーンで使っていく言葉と言えます。
手遅れという言葉はかなり有名なので、多くの人たちが使ったことがあるでしょう。
「時すでに遅し」の意味
時すでに遅しとは、すでに打つ手が存在しない状況のことです。
何らかの状況を改善させるための方法がもう残されていない、望みを達成するにあたってもうどうしようもないという意味ですが、以前であれば打つ手があったという意味が含まれています。
つまり、タイミング的に行動に移すのが遅すぎたということであり、手遅れと同じような意味と言えるでしょう。
「手遅れ」と「時すでに遅し」の用法や用例
「この状態だとさすがにもう手遅れだな。
もっと早く相談に来てくれればよかったのだが。
さすがにこの現在の成績から、残りの期間で入試まで志望大学に受かるような実力をつけるのは難しいだろう。」
「そう言えば、今日は見たいテレビがあったのだが、思い出したのはもう終わった後だった。
時すでに遅しという状況で、もはや何もできない。」
手遅れと時すでに遅しは同じような意味
手遅れと時すでに遅しに関しては同じような意味と評価できるでしょう。
どちらも望ましいタイミングが過去にあったにもかかわらず、それを逃してしまって、どうすることもできないという意味になりますから。
また、両者ともにそれなりに有名な言葉であるため、どちらについても馴染みを感じやすい、使用経験がある人が多いでしょう。