「不愉快」と「不機嫌」の違い・意味と使い方・由来や例文

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不愉快は「不快な気持になること」。

「立腹」と言い換えると分かりやすい。

不機嫌は「機嫌が悪くなること」。

「気鬱」と言い換えると分かりやすい。

不愉快は愉快の対義語ですから、愉快でないことになり何かに反応して気分を害すること、立腹することなどを言います。

不機嫌は機嫌の対義語ですから、機嫌の悪いこと、気分が落ち込んでいることなどを言います。

「不愉快」は不快感のこと

「不愉快」は自分の意思に反することが起きることやメンツが潰されることなどで起きる感情のことです。

快く感じないこと、不快な出来事などを言い、例えば「自分が応援していた立候補者が僅差で落選したことで、不愉快な気持になった」「招待されたのに誰にも紹介が無かったため、相当不愉快な気持で退席した」などと使います。

「不機嫌」は機嫌悪いこと

「不機嫌」は普段穏やかで楽しい人が黙り込んでしまうことや、株が下がり損をしていることや、競馬で大穴を取りそこなったことなどで、「面白くない」と感じていることです。

また、誰かと口喧嘩してしまい、気分がむしゃくしゃしている時も「不機嫌」になり、周りに当たりちらすことをしてしまいます。

「周りが嫌な気分になるので、不機嫌を直してください」などと使います。

「不愉快」は「不機嫌」と似た感情

「不愉快」な気分は「不機嫌」に映るかも知れません。

自分の思い通りにならないので、「不愉快」になるのですから、それは「不機嫌」と余り変わりません。

機嫌のよい時は、冗談も言い愉快な気分になる訳ですから、その反対は似たような感情になるのです。

例えば、「実に不愉快なことだと、不機嫌そうに呟いた」と使います。

「不愉快」と「不機嫌」とは

「不愉快」は愉快でないこと、不快なこと、気が滅入ること、立腹していることなどを言います。

自分の意のままにならない状態に陥ると起きる感情のことです。

「恩をあだで返すとは、実に不愉快極まる」「対立候補が辛勝したなど不愉快なことだ」と使います。

「不機嫌」は機嫌が悪いことです。

「不愉快」なことがあると「不機嫌」になりますから、これらは似たような感情と言えそうです。

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