「こっそり」と「ひっそり」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

こっそりは「人目を盗んで、密かに何かを行うこと」。

誰かに特定の行為をしている状況を見られてはいけない、知られてはいけないようなシーンで使っていく言葉です。

ひっそりは「物音がしない、かなり静かな状況のこと」。

そういった状況それ自体を指すこともありますけど、音を立てないで何かを行うシーンでも使っていく言葉と言えます。

「こっそり」の意味

こっそりとは、人目を盗んで、密かに何かを行うことです。

基本的には誰かに見つからないように行動をするときに使う言葉で、見つかるとマズイ状況であるケースが多いです。

したがって、何かやましいことをしているシーンでは割と使用されやすいと評価できるでしょう。

こっそりと表現できるケースは、日常生活においてかなりあるのではないかと思われます。

「ひっそり」の意味

ひっそりとは、物音がしない、かなり静かな状況のことです。

その場の雰囲気に対して使っていく言葉と言えます。

こっそりは人間の行動に対して使いますが、ひっそりは状況に対して使っていくので、ともに静かな光景ではあるものの、そこは明らかに違っているのです。

ただ、ひっそりも日常生活の中で使用する場面はそこそこあるはずです。

「こっそり」と「ひっそり」の用法や用例

「学校に遅刻すると、なかなか教室に入りづらい空気を感じる。

だから、こっそりと入ろうとしたんだが、やっぱりみんなに気付かれてしまい、注目を浴びる結果になってしまったよ。」

「この辺は非常に静かでひっそりとしているな。

まるで人が全く住んでいないみたいな雰囲気だ。

でも、実際は民家がところどころあるから人はいるはずなんだけど。」

こっそりとひっそりは状況としては似ている

こっそりとひっそりはともに静かな状況を表しています。

ただ、こっそりは人間の行動が静かで、誰にも気付かれないようなケースで使っていくことが多いですけど、ひっそりはその場の雰囲気が非常に静かであるというケースで使っていくのです。

だから、同じような状況ではあるものの、細かい部分で違いを見出すことはできると言えます。

最新の記事はこちらから