「断固」と「頑固」の違い・意味と使い方・由来や例文

断固は「どんなことがあろうが必ず成し遂げるという強い態度であること」。

そういった態度を一切変えない、何があっても変えないという雰囲気を感じるときに使用していく言葉です。

頑固は「頑なに意地を張り続けること」。

何らかの意地を張り続けており、その態度を一切変えようとしない状況において、使っていくことが多い言葉になります。

「断固」の意味

断固とは、どんなことがあろうが必ず成し遂げるという強い態度であることです。

何かを決意して、実行しているときに、そういった状況を変えない、成し遂げるという思いをずっと持ち続けているような状況で使っていきます。

成し遂げるまでは絶対にやめられないという使命を自分に課しているような状況であると評価できるでしょう。

頑固とは、頑なに意地を張り続けることです。

意地を張り続ける状況を頑固と表現しますけど、こちらも特定の態度をずっと変えないという意味になるので、断固と似たような部分を持っていると言えるでしょう。

ただ、頑固の場合には態度を変えないという中身に関して、意地を張り続けるという点で固定されるので、そこは理解しておきましょう。

「私が持っているコレクションを売ってくれないかと言ってくる奴がいるんだけど、俺は売る気が全くないから断固として拒否し続けている。

しかし、それでも相手は諦めないんだよな。」

「あの2人はともに意地を張り続けている状況だ。

喧嘩をしてから一切顔を合わせようとしない。

完全に頑固な状況になっていて、この先いつ仲直りするのか分からないよな。」

断固と頑固に関しては、言葉自体も似ている雰囲気に見えますが、何よりも態度を変えないという意味において共通と言えます。

したがって、特定のシーンにおいてどっちを使おうか迷う可能性もあるでしょう。

ただ、頑固は意地を張り続けるという点において態度を変えないという意味なので、使用できるシーンはそれだけ限られると言えます。