「行き倒れ」と「野垂れ死に」の違い・意味と使い方・由来や例文

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行き倒れは「病気や飢えなどが理由で、道端で倒れている、死んでいる状況のこと」。

滅多に見るシーンではありませんが、動物に関してはたまに見る可能性があるでしょう。

野良猫などがそういった状況になっている可能性は十分にあります。

野垂れ死には「道端などで、誰の助けも得られずに死んでいる状態のこと」。

こちらは死んでいる状況が確定しています。

したがって、行き倒れと似ていますが、そこに違いがあるのです。

「行き倒れ」の意味

行き倒れとは、病気や飢えなどが理由で、道端で倒れている、死んでいる状況のことです。

道端などで倒れている、死んでいる状況が条件となっている言葉です。

ただ、人間に対して使うシーンはあまりありません。

そういった光景は滅多に見ませんから。

野良猫などの動物が行き倒れの状況にあるケースはたまに見られると言えるでしょう。

「野垂れ死に」の意味

野垂れ死にとは、道端などで、誰の助けも得られずに死んでいる状態のことです。

こちらは死んでいることが必須なので、行き倒れと比べても条件が厳しいです。

ただ、実際に野垂れ死にの光景を目にすることは滅多にありません。

特に人間がそういう状況になっているケースはほぼなく、動物などでたまに見かける程度の光景と言えます。

「行き倒れ」と「野垂れ死に」の用法や用例

「この暑い時期に行き倒れると、かなりマズいんじゃないかな。

体力も相当奪われるから、そのままの状態が続くと死ぬ可能性がある。

特に餌などが満足に手に入らない野良猫などは厳しそうだ。」

「日本では野垂れ死にというケースはあまり見られない。

特に人間がそういった状況になることはないだろう。

先進国だから、食事は一応なんとかなるというケースが多いんだろうな。」

行き倒れと野垂れ死には明確な違いがある

行き倒れと野垂れ死には同じような言葉に見えるかもしれませんが、明確な違いが存在している状況です。

行き倒れは道端などで倒れている、死んでいるのどちらでも使えますけど、野垂れ死には道端などで死んでいる状況じゃないといけないのです。

だから、そういった部分で明らかな違いが存在しているため、両者を区別することは難しくないでしょう。

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