「誤飲」と「誤嚥」の違い・意味と使い方・由来や例文

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誤飲は「間違えて異物を飲み込むこと」。

「異物」と言い換えると分かりやすい。

誤嚥は「間違えて唾液や飲食物を気道に入れること」。

「誤嚥下」と言い換えると分かりやすい。

誤飲は乳幼児や痴ほう症の人が起こす事故のことです。

誤嚥は高齢者などが起こし易い誤嚥下のことで、気管が刺激され、むせるように激しく咳が出ることを言います。

「誤飲」は異物

「誤飲」は飲食物以外の異物を飲み込む行為です。

乳幼児は関心のあるものを口に入れることがあり、コインやたばこなどを誤って飲み込むこともあるのです。

また、痴ほう症などがある年寄りで、くすりを飲む際に薬をプラ容器から取り出さずにそのまま飲む人がいるという事故です。

アルコール過剰摂取などと同じで胃洗浄で対応します。

「誤嚥」は誤嚥下のこと

「誤嚥」の「嚥」は「嚥下」で食道に食べ物を入れることで、普通に食べる行為を言います。

それを誤って食べ物や唾液を気道に入れると、気道が激しく刺激され咳が出るのです。

咳も十分に出せないお年寄は食物が気道から肺に入ってしまいます。

そうなると「誤嚥性肺炎」となり、重篤になります。

口腔には雑菌があり、一緒に肺に入るのも原因となります。

「誤飲」と「誤嚥」は別のこと

「誤飲」は事故となり易く、注意をすればある程度防げるものになります。

赤ちゃんや乳幼児から目を離さないこと、誤飲の原因物を除去しておくことでほとんど防止が出来ます。

「誤嚥」は高齢になると嚥下力が低下することは全員なるので、日ごろノド周辺の筋肉を鍛えることをすれば、少なくはなります。

また、肺炎ワクチンの接種も有効です。

「誤飲」と「誤嚥」とは

「誤飲」は食道から胃へ異物を誤って飲み込む行為のことです。

赤ちゃんや乳幼児は判断力が無いですから、コインやボタン電池など小さいものがそばに有れば、好奇心から口に入れてしまいます。

このような事故は注意さえすれば防止可能です。

「誤嚥」は気道内もしくは肺まで、雑菌を伴う唾液や食物が入り込むことです。

高齢者には必ず起きている現象で、ひどいと「誤嚥性肺炎」になります。

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