危険は「身体危機・事故・災害が迫ること」。
「危機」と言い換えると分かりやすい。
リスクは「危険な行為、または経済的負担のこと。」
「損失」と言い換えると分かりやすい。
危険もリスクも同じことなのですが、危険は物理的なことに、リスクは経済的なことに重点が置かれる言葉です。
「身の危険も顧みず、川に飛び込み人命救助した」「とてもリスクのある取引」などと使います。
「危険」は危機的状況のこと
「危険」は身体や財産・建物などに危害が及ぶ状況のことです。
台風・津波・地震・土砂崩れなどの自然現象や海・川・湖・池・沼などの水のある場所・崖や山岳地帯などの高所・人が集中する状況や場所など危機的状況が起きる確率の高い場合に近づくことです。
なお、飛行機・船舶・自動車・陸上交通なども一定の危険性はあります。
「リスク」は損失
「リスク」は英語で危険のことですから、「危険」と同じことになります。
しかし、敢えて「リスク」と言う場合は、「危険な行為をすること」に使われ、特に経済的損失が考えられる場合や信用が落ちる場合によく使われる言葉です。
「リスクの高い仕事は避けよう」「リスク管理がなっていない」「資金管理をしないで投資をすることはリスクが非常に大きい」などと使います。
「危険」はデンジャー、「リスク」は損失
「危険」を英語では「デンジャーまたはリスク」ですが「デンジャー」は物理的な「危険」で、「リスク」は「損失発生」の意味が強くなります。
「危険」は危ない場所・状況・もののことで、近づかないこと、触らないことなどで危険回避が出来ます。
「リスク」も損失が出ることや信用が落ちることですから、しなければ回避が出来ます。
「危険」と「リスク」とは
「危険」は身体や財産・建物・大事な物に危害が迫ることを言います。
自然災害の対策をすることや高所・低所・猛暑・極寒などの危ない場所に近づく行為などのことです。
「リスク」は何か先々悪いこが起きそうなことで、損失や信用棄損などが予想される状況のことです。
「危険」も「リスク」も、基本的には避けることで安全は保たれます。