「泥縄」と「付け焼刃」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

泥縄は「何か事が起きてから対策を考えること」。

「事後対策」と言い換えると分かりやすい。

付け焼刃は「その場しのぎの対策のこと」。

「その場しのぎ」と言い換えると分かりやすい。

泥縄は事前に予期出来たことが起きてしまった後に、やっと対策を考えることです。

付け焼刃はいい加減な対策など当座しのぎのことを言います。

「泥縄」は後手のこと

「泥縄」は「泥棒を捕まえてから、縛る縄をない始める」と言う意味ですから、対策が後手になっている様子のことを言います。

「泥縄式」「泥縄的」と使います。

事前に対策をしていれば被害は最小限になるものを、しないためにことが起きてしまい、被害が広がってから対処を始めることですから大変に効率の悪いことになります。

「付け焼刃」はその場しのぎのこと

「付け焼刃」は「鍛えていない刀に鋼の刃を付け足した粗雑な刀のこと」ですから、すぐに駄目になる「その場しのぎの対策」などを言います。

日頃怠けてろくに勉強をしていないので、試験の前に「一夜漬け」をするようなものです。

山道でも斜面対策をいい加減にしたまま道路を通すことで、大雨で土砂崩れが起きることも同じです。

「泥縄」は事後対策、「付け焼刃」は事前対策のこと

「泥縄」は事後にようやくする対策のことで、事前に甘い対策はしていても効果がなく、仕方なく強い対策を後になってすることも言います。

「付け焼刃」は事前対策なのですが、余りにお粗末な対策なため、ことが起きても有効に働かないことを言います。

想定内対策が、結果的には効き目がなく「付け焼刃」と見做されることはよくあることです。

「泥縄」と「付け焼刃」とは

「泥縄」は事後にようやく打つ対策のことです。

何か被害が生じてから対処をするのですが、事前に十分に予期することが可能なことが現実に発生すると、事前対策的なことを事後になりすることです。

「付け焼刃」は事前にする対策などのことですが、それが当座しのぎであることを言います。

時間や予算の制約があると「付け焼刃」になり易いと言えます。

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