「凶事」と「弔事」と「不祥事」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「凶事」は、不吉な出来事です。

英語では「an unfortunate incident」「a misfortune」で表されます。

「次々と凶事にみまわれた」は「One misfortune followed another.」です。

「弔事」は、死去・葬儀などの弔いごとを指します。

「死去」は「die」「pass away」で表されます。

「葬儀」は「a funeral」です。

「山田氏の葬儀は10時からです」は「The funeral service for Mr. Yamada will be held at ten o’clock.」です。

「不祥事」は、関係者にとって不名誉で好ましくない事柄・事件を指します。

英語では「a disgraceful affair」「a deplorable affair」「a scandal」で表されます。

「横領という不祥事」は「an embezzlement scandal」です。

「凶事」の意味

「凶事」は、不吉な出来事です。

縁起の悪いことをいいます。

反対語は「吉事」です。

以下のように使います。

地震・大火・洪水と凶事が続いた
身内の凶事が重なる

<凶の漢字>
字義は「わるい」「わざわい・不吉」「不作・ききん」「人の死に関して用いる語」です。

解字に於いて、「凶」の漢字は指事で成っています。

死者の胸に施された不吉な「しるし」を示し、「わるい」を意味します。

説文(せつもん)では、「落とし穴に挟まって混乱したさまを象形した」と説きます。

<指事>
六書の一つです。

事柄や数など抽象的な概念を象徴的に記号化して字形とする方法です。

「上」「下」「本」などがあります。

<説文・せつもん>
「説文解字・せつもんかいじ」の略です。

中国最古の辞書のことです。

漢字を「偏・へん」と「旁・つくり」によって分類し、その成り立ちを解説したものです。

「弔事」の意味

「弔事」は、死去・葬儀などの弔いごとを指します。

反対語は「慶事」です。

以下のように使います。

親戚の弔事に出かける 弔事を知らせる電報

<弔の漢字>
字義は「とむらう」「いたむ・なげく」「あわれむ」「つる・つるす」「よい・よしとする」です。

解字に於いて、篆文(てんぶん・書体の一種)では「人+弓」で構成されます。

「弓」の部分は、甲骨文字では「へび」の象形とも、または「いぐるみ」の象形とも考えられています。

死者の霊を慰めるための物の象形です。

「いたむ」を表します。

<いぐるみ>
矢に糸や網をつけて、当たると絡みつくようにしたものをいいます。

「いとゆみ」のことです。

「不祥事」の意味

「不祥事」は、関係者にとって不名誉で好ましくない事柄・事件を指します。

嘆かわしい出来事です。

以下のように使います。

前代未聞の不祥事が発覚した
横領という不祥事が起こる

<祥の漢字>
字義は「さいわい」「きざし」「忌明けの祀り」です。

解字では、「示+羊」で構成されます。

「羊」の部分は「ひつじ」を表します。

これにより、「神に羊を供えて、良き神意を得る」を表し、「さいわい」を意味します。

「凶事」は 不吉な出来事、「弔事」は 死去・葬儀などの弔いごと、「不祥事」は、 関係者にとって不名誉で好ましくない事柄・事件を指します。

「凶事」「弔事」「不祥事」は、類語です。

共通する意味は「不幸な出来事」です。

「凶事」は、死去・病気・けが・事故・事件天災など、人を不幸に陥れる出来事です。

多くの場合、死、または死を招く悲惨な出来事を指します。

「弔事」は、死去、または死去に伴う葬儀などの営みです。

「不祥事」は、人為的にひき起こされた事件で、社会的に非難されるような出来事をいいます。

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