「調子」と「加減」と「あんばい」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「調子」は、物事の動きの「程合」「具合」のことです。

英語では以下のように表されます。

「音調」という意味の場合「a tune」「a tone」「a pitch」で表されます。

「拍子」という意味の場合「a rhythm」です。

「語調」という意味の場合「a tone」です。

「やりかた」という意味の場合「a way」「a manner」です。

「具合」という意味の場合「a condition」です。

「調子はどうだい」は「How are you?」「How are you getting along?」「How are things going with you?」です。

「加減」は、物事や健康の「程度」「具合」のことです。

英語では以下のように表されます。

「足し算引き算」は「addition and subtraction」です。

「調節する」という意味の場合「adjust」「moderate」です。

「手加減」は「an allowance」です。

「お加減はいかがですか」は「How are you feel?」「How are you?」です。

「腹の加減が悪い」は「Something is wrong with my stomach.」です。

「あんばい」は、物事の程合いのことです。

「加減」のことです。

特に身体の「具合」をいいます。

英語では以下のように表されます。

「いいあんばいだ(味)」は「The seasoning is Just right.」「This tastes just right.」です。

「あんばいよく仕事を進めている」は「They are getting on very well with their work.」です。

「調子」の意味

「調子」は、以下のような意味です。

1.音楽で音の高低です。

「しらべ」「音調」のことです。

①楽曲の調べです。

②「調弦法」です。

「琴の平調子」「三味線の本調子」などです。

③雅楽の前奏曲の一種です。

前奏曲です。

舞楽に用いられます。

六調子それぞれに「壱越調の調子」「平調の調子」などの曲があります。

2.音声の高低や言い回しのことです。

「語調」「口調」のことです。

3.物事の動きの程合いのことです。

「具合」のことです。

4.「はずみ」「勢い」のことです。

以下のように使います。

胃の調子が良くない 落として時計の調子がおかしくなった だんだん調子が出て来た
風邪で調子が悪い エンジンの調子が悪い 機械の調子を見る

「加減」の意味

「加減」は、以下のような意味です。

①加えること減らすことです。

②「加法と減法」のことです。

③ほどよく調節することです。

その状態を表します。

主に健康についていいます。

④「程度」「具合」のことです。

⑤「傾向」「気味」のことです。

以下のように使います。

妻の加減が良くない 飲み加減の湯 陽気の加減 うつむき加減
風邪で加減が悪い 塩加減を見る 加減剰余 さじ加減

「あんばい」の意味

「あんばい」は、以下のような意味です。

①「あんばい」は「塩梅・えんばい」の転です。

梅酢と塩で調味することです。

一般的には、料理の味加減を調えることをいいます。

②物事の程合いのことです。

「加減」のことです。

特に身体の「具合」をいいます。

③程よく並べたり、程よく処理したりすることです。

以下のように使います。

ちょうどよいあんばいに雨が止んだ 仕事のあんばいを心配する
雨が降ると膝のあんばいが良くない こんなあんばいにやってみろ
汁のあんばいをみる 風邪で体のあんばいが悪い

「調子」は、 物事の動きの「程合」「具合」のこと、「加減」は 物事や健康の「程度」「具合」のこと、「あんばい」は、 物事の程合いのことです。

特に身体の「具合」をいいます。

「調子」「加減」「あんばい」は、類語です。

「コンディション」「本調子」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は、「物事の状況や機能」です。

「調子」は、多くの場合健康や機械についていいます。

「加減」は、健康について述べる場合は、「体の加減」とは言わずに「加減」と表します。

「加減」は、健康だけではなく料理の味付けについて述べる場合にも用います。

「あんばい」は、広い対象について用いることのできます。

漢字では「塩梅」「按配」で表されます。

最新の記事はこちらから