「嘘」と「方便」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

嘘は「真実でない虚偽のこと」。

「作り話」と言い換えると分かりやすい。

方便は「都合の良い方法のこと」。

「間に合わせ」と言い換えると分かりやすい。

「嘘も方便」と言うことわざがあり、「嘘も必要な場合は付いても良い」と言う意味になり、本当のことを知らせないために、代わりに作り話のように都合の良いことを相手に教えることです。

その結果が良ければ嘘も時として良い手段になる訳です。

「嘘」は悪いこと

「嘘」は虚言・作り話ですから、悪いことになります。

真実でないことを知りながら、嘘を付けば他人を陥れることや惑わすことになります。

嘘が根拠になり他人に迷惑がかかることも良くあります。

「嘘は泥棒の始りと言う」「嘘八百ばかり言うな」「これは本当に嘘っぽい話に聞こえる」「嘘から出たまことと言うこともある」などと使います。

「方便」は仏教用語

「方便」は仏教では「近づく」と言う意味で「人々を真実に近づけるための便宜的方法」と言う意味になり、転じて、「目的達成のための便宜的な手段」と言う意味になりました。

ですから、「嘘」も悪いことながら結果を考え「方便」ならば付いても仕方ないとなったものです。

ほとんど「嘘も方便」と言うことわざの中で使われることになります。

「嘘も方便」

「嘘も方便」は「嘘」の言い訳として使われることが良くあります。

本当に方便で、その結果が良ければ許されることですが、そうでなければ「嘘も方便」と言っても許されません。

自分の失敗やミスを弁解するのに、作り話や嘘を付くことは良くありますが、素直に謝れば済むことも、「そのような嘘を付くなんて」と後になりかえって問題になります。

「嘘」と「方便」とは

「嘘」は作り話で真実ではないことです。

結果を考えて付く嘘は時としてゆるされることがありますが、基本的に嘘は悪いこと、付いてはならないこととされます。

「方便」は仏教の言葉で、「人々を真実に近づけるために取られる便宜的なもの」で、都合の良いこと、作り話、嘘となったものです。

「嘘も方便」と言うことわざで使われます。

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