旅情は「旅行先で感じる良い感じのこと」。
「旅心」と言い換えると分かりやすい。
旅愁は「旅行先で感じる寂しい思いのこと」。
「寂寥感」と言い換えると分かりやすい。
旅情は旅先で感じる様々な気持良い思いのことです。
良いことであることが、大前提で後になり良い思い出とならなければなりません。
「旅愁」は一人旅で感じる寂しさのことです。
連れ合いがいればそのようなことはありません。
「旅情」は良い思い出
「旅情」は旅先で素晴らしい景色を見ることや、美味しい現地の食べ物を食べること、現地でのもてなしが良かったこと、満足感があることなどで感じる旅全体の思いのことです。
旅をすることで感じるすべてと言うことですが、いやなことは含まれません。
帰ってからも、写真や紀行文などで思い返しても素晴らしかったと言えるものです。
「旅愁」は寂しさ
「旅愁」は失恋などで気分転換をしようと、一人旅に出かけても何か寂しさを吹っ切れないでいることです。
本来楽しいことも反対に映り、何から何まで寂しく感じてしまうことです。
こんなことなら早く帰りたいと思い、ろくな思い出もない旅になります。
「旅愁」と言う唱歌がありますが、そのようなわびしい思いと言うことです。
「旅情」は楽しいこと、「旅愁」は寂しいこと
「旅情」は思い出しても楽しいことになりますが、「旅愁」は思い出したくないものなのです。
「旅情」を楽しめればもう一度行きたいと思うのですが、「旅愁」は二度と行きたくないと感じるものです。
旅は道連れと言いますから、やはり相手が居ないと寂しいものです。
もっとも「旅情」と言う映画では女性の一人旅で、旅先でのはかない恋物語になっていましたが、思い出としては「旅愁」と言うことでしょう。
「旅情」と「旅愁」とは
「旅情」は旅先で感じる楽しいこと、素晴らしい環境・景色に出会えること、恋愛ハプニングに出会えることなどで感じる良い感情のことです。
「旅愁」は一人旅のわびしさや悲しさを感じてしまうことです。
「旅情」は何回でも行きたい、友達や友人・恋人・夫婦・家族などと一緒に楽しみたいと感じるものです。
「旅愁」は、一人旅はもう止めようという気分になるものです。