「言い草」と「語り草」の違い・意味と使い方・由来や例文

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言い草は「物事を話すときの口調や言い方のこと」。

口調や言い方を指す言葉なので、話の内容は特に関係ありません。

基本的には口調や言い方に納得できない人間が使う言葉です。

語り草は「人から人へと伝わっていく話題のこと」。

つまり、結果的に多くの人たちが知ることになる、世間的に有名な話という評価が可能と言えます。

「言い草」の意味

言い草とは、物事を話すときの口調や言い方のことです。

何かを話すときに、その話の内容に関係なく、口調や言い方に対して使う言葉です。

たいていは口調や言い方に関して、問題を感じた側の人間がそれを指摘する際に使うことになります。

したがって、言い草という言葉を使う際には、少なからず怒りの感情が存在しているケースが多いです。

「語り草」の意味

語り草とは、人から人へと伝わっていく話題のことです。

世の中の多くの人たちが関心を持つような話題に関しては、人から人へと伝えられるような状況になりやすいです。

したがって、語り草に関しては、世間でも有名な話題に対して使われる言葉と言えるでしょう。

語り草と言えるようなものはある程度多く存在するので、普段は意識することないですが。

「言い草」と「語り草」の用法や用例

「あいつの言い草は人をバカにしている、そんな雰囲気を感じるな。

本人はその意図はないかもしれないが、周りの人たちはそう思うに違いないだろう。」

「東京でオリンピックが行われた時代を知っている俺たちからすれば、当時はその話題で持ちきりだったな。

国中が釘付けになっていたし。

本当にみんなの語り草になっていた状況だったんだ。」

言い草と語り草は割と違う意味である

言い草と語り草は言葉自体は似ているように見えるかもしれませんが、意味は結構違いがあります。

言い草は特定の話をするときの口調や言い方という意味で、語り草は多くの人たちが関心を持つような話題という意味になります。

したがって、言い草と語り草に関しては、混乱する人もいるかもしれないですけど、区別をすることは十分に可能なのです。

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