「赤松」と「黒松」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

赤松は「木肌が赤っぽく見える松のこと」。

「雌松」と言い換えると分かりやすい。

黒松は「木肌が黒っぽく見える松のこと」。

「雄松」と言い換えると分かりやすい。

赤松は山に良く生えている松で、一番一般的な松です。

よくマツタケが生えることでも知られています。

黒松を雄松と言うのに対して雌松と呼んでいます。

黒松は海岸付近で見られるものです。

「赤松」は山

「赤松」は山間部に見られる松です。

葉は針状なのですが、触ってもいたくないことから雌松と言われています。

マツタケが根本に生えることで有名です。

山に多く幹をすっと伸ばして上部に葉を茂らせます。

マツボックリがなり、羽のある種子をまき散らします。

薪や建材として利用されますが、木目が大変に美しい上品なものです。

「黒松」は海岸

「黒松」は山でなく海岸沿いに生えます。

例えば、北海道の湯の川温泉にある防砂林は900本以上の黒松林で、明治に人工的に作られたものですが砂の被害を防ぐのが目的でした。

また、沼津の黒松林、千本松原も有名です。

東日本大震災で一本残った軌跡の松も黒松で、かつては陸前高田の千本松として親しまれていました。

現在は復興し1万本の植樹がなされましたが、かつての景観は相当年数が掛るようです。

「赤松」はマツタケ、「黒松」は千本松

「赤松」は古くは薪として利用されて来ました。

松脂が多く含まれているために火付きが良く火力もあるためです。

現在も薪と言えば赤松です。

京都の五山の送り火にも使用されます。

また、マツタケが取れることでも有名なものです。

「黒松」は海岸付近に良く馴染、防砂林として人工的に作られることがあります。

千本松は黒松です。

東海道の松並木も黒松が主になります。

「赤松」と「黒松」とは

「赤松」は木の肌が赤く見えることから名付けられています。

葉は針葉樹のため針のようになっていますから、触ると痛いのですが赤松はそれ程でもないために「雌松」と言われます。

山に生えているもので、古くから薪にされました。

建材としても利用され木目がきれいなものです。

「黒松」は海岸に植えられることが多く、千本松など防砂林として作られます。

葉が触ると痛いので「雄松」と言われます。

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