心労は「精神面における苦労のこと」。 肉体的に苦労を感じているわけではなく、精神的に苦労を感じているときに使います。 誰もが経験する部分と言えるでしょう。 辛労は「非常に辛い苦労をすること」。 苦労なので、心労に似ている表現ではありますが、精神的な面に限定されない点が重要です。 また、辛さを強調するようなケースで使って...
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寸鉄殺人は「ちょっとした一言や批評で、ずばりと他人の急所や弱点を突けること」。 元々は大したことない武器で人を殺せるという意味の言葉ですが、現代ではこのような意味で使われやすいです。 頂門一針は「相手の急所を突いて戒めること」。 弱点と言える部分をあえて突いて、忠告を与えるような意味の言葉になります。 寸鉄殺人に近い意...
一番槍は「最初に敵陣に槍を突き入れること、最初に功名を立てること」。 こういった意味で使われますが、後者の意味で使用されることが多いでしょう。 割と有名な表現であると言えるはずです。 いの一番は「1番最初のこと、真っ先にという状況のこと」。 何かを行う際に、真っ先に行動に移すようなシーンでよく使われる表現であると言える...
美酒佳肴は「美味しいお酒と肴のこと」。 ただ、全部まとめて美味しいごちそうといった意味で使われることもあるので、そこは知っておきましょう。 珍味佳肴は「珍しくて美味しい食べ物や肴のこと」。 珍しいという部分が重要であり、その点において美酒佳肴とは意味が異なっていると言えるでしょう。 また、お酒に対しては使わないという部...
公平無私は「公平で自分の個人的な感情や利益などを絡ませないこと」。 私情を挟まないといった意味の言葉であり、そういう意味では公平とちゃんと言えるわけです。 公明正大は「取り扱いが公平であり、私情を絡ませる部分が一切ない状況であること」。 かなり有名な言葉であり、多くから支持されるような態度であると言えます。 「公平無私...
一望千里は「一目見ただけで、千里の遠くまで見渡される場所のこと」。 要するに非常に広い場所、自然があふれている場所という意味で使われることが多い言葉になります。 一望千頃は「一目で彼方で広々と見渡すことができること、見晴らしがいいこと」。 そういった場所において使われる言葉であり、一望千里との違いはあまりないと評価でき...
理路整然は「特定の議論や話において筋道がきちんと整っている状況であること」。 周囲から見て納得できるような内容になっているケースで使っていく言葉になります。 順理成章は「筋が通るように書けば、自然といい文章に仕上がること」。 こういった意味ではありますが、そこから転じて、筋を通せば物事は上手く運んでいくという意味でも使...
面向不背は「前後どこから見ても申し分のない外見のこと、容姿が非常に優れていること」ものにも人にも使うことができます。 ものの場合には外見が、人の場合には容姿が優れているという意味になります。 八面玲瓏は「心にわだかまりがない状況のこと、どの方面も美しくすき通っているように見えること」。 見た目や容姿に優れている部分が確...
自重は「自分の振る舞いなどに気をつけながら、軽率にならないように意識すること」。 たいていは特定の行動に当たって注意深くなり、控えるようにするという意味で使われます。 持重は「軽々しく振舞わないようにすること、慎重になること」。 したがって、意味は自重とかなり似ています。 こちらの持重はあまり使われない表現と評価できま...
面張牛皮は「面の皮が厚いこと、非常に厚かましいこと」。 基本的には後者の意味で使われることが多いです。 つまり、批判的な意味で使われる言葉と言えるのです。 厚顔無恥は「厚かましくて、多くが恥ずかしいと思うことを恥と思わないこと」。 恥ずかしいという感情を覚えづらいので、他人が遠慮したくなるようなこともできるという状況な...