言葉の違い 「概念」と「観念」の違い・意味と使い方・使い分け 概念は「対象となる事物に対する大まかなイメージ」。対象となる事物に対する一般的なとらえ方。観念は「対象となる事物に対する各自が持つイメージ」。対象となる事物に対する個人的な印象。 自動車という言葉から、人や物を移動させる道具というイメージが概念で、特定の車両や自動車に対する個人的な思いを想像するのが観念。 概念とは一般...
言葉の違い 「お」と「を」の違い・意味と使い方・使い分け 10世紀末、歴史的仮名遣いで「お」と「を」は発音上も文字上も区別されていたが、11世紀初め頃から「お」と「を」の混同が見られ、「お」と「を」は同じ発音になってしまった。しかし「お」と「を」の区別を失っても意味の読み取りに大した影響はなかった。現在「を」は助詞として残り、「お」と「を」は両方「お」と発音する。 「お」と「...
言葉の違い 「台本」と「脚本」の違い・意味と使い方・使い分け 台本は「演劇や映画で使われる役者の台詞を主な構成要素としているもののこと」。「台詞」と言い換えると分かりやすいです。脚本は「演劇や映画でつかわれる内容が分かるようになっているもののこと」。「骨組み」と言い換えると分かりやすいです。台本は役者が見ることが多く、脚本はプロデューサーや監督などが見るためのものです。 台本は主...
言葉の違い 「資料」と「史料」の違い・意味と使い方・使い分け 「資料」は、研究・実験の際に不可欠な基本的データであり、根拠を求めたり、結果の考察の参考にしたりする判断材料のことである。英語で言うならば、「source」(ソース)が当てはまる。一方、「史料」とは、歴史学の研究において特定の時代を研究する際に活用する資料であり、「history record」(ヒストリーレコード)と...
言葉の違い 「健診」と「検診」の違い・意味と使い方・使い分け 健診は「健康診断」の略称で、身長体重や血圧の測定、採尿や採血の検査などによって身体全体をチェックするためのものです。 目的は生活習慣の見直しなどが主になります。それに対して検診は、胃がんや子宮頸がん、肝炎ウイルス、歯科など身体の特定部位を検査するためのものです。 目的は病気の早期発見・早期治療が主になります。 「健診」...
言葉の違い 「共同」と「協働」の違い・意味と使い方・使い分け 共同は「一緒にあることをすること」。「協力」「協同」と言い換えると分かりやすいです。協働は「一緒に助け合うこと」。「連携」「助け合い」と言い換えると分かりやすいです。共同は「生活協同組合」「協同墓地」など条件や資格が一致していること。協働は自治体の謳い文句にもなっているのですが、大災害の時に地域や個人、自治体がお互いに...
言葉の違い 「プロデューサー」と「ディレクター」の違い・意味と使い方・使い分け プロデューサーは「ある作品の責任者のこと」。「興行主」「制作者」と言い換えると分かりやすいです。ディレクターは「ある作品で演技指導をする人のこと」。「監督」「指揮者」と言い換えると分かりやすいです。プロデューサーはある作品の生みの親であり、ディレクターは映画では演技指導をする監督のことですが、音楽では指揮者のことを言い...
言葉の違い 冤罪と免罪の違い・意味と使い方・使い分け 自分が犯罪を犯していないのに疑いをかけられた、いわゆる濡れ衣を着せられた。不可抗力で自分が犯罪を犯してしまった。社会生活において、自身に降りかかる罪の危険性が思いもよらない時に発生する場合があります。そのような時に冤罪として濡れ衣をはらす、免罪として罪から解放される。自分がどちらに相当するのか知ることは大事なことです。...
言葉の違い 「倭」と「和」の違い・意味と使い方・使い分け 「倭」は、中国や朝鮮半島の歴史書などに記された日本の呼び名です。後漢書地理史には、『楽浪海中に倭人あり』と記されています。本来、「倭」とは、「小さい・遠い」という意味です。中国の王朝は、周辺国に悪い意味の字を当てて呼ぶ慣習があったので、この字を用いて日本の呼称としたと考えられます。元明天皇の時、都のあった「山門・やまと...
言葉の違い 「偽造品」と「変造品」の違い・意味と使い方・使い分け 偽造品は「人を騙すために作られる全く同じようなもののこと」。「贋作」「捏造品」「偽物」と言い換えると分かりやすいです。変造品は「人を騙すために既にあるものに手を加えて作られたもののこと」。「変更品」「修正品」「手直し品」と言い換えると分かりやすいです。偽造品は何もない状態から作り出されたもののことですが、変造品は存在し...