悪銭は「犯罪で稼いだ金銭のこと。」
「犯罪取得金」と言い換えると分かりやすい。
あぶく銭は「労せずに手にしたお金のこと」。
「不労所得」と言い換えると分かりやすい。
どちらも苦労して働き稼いだお金ではありませんから「身に付かず」と言うことになります。
悪銭は全部悪いことが原因で、あぶく銭は悪いことと良いことの両方の原因があります。
「悪銭」は不正に取得したお金のこと
「悪銭」は例えば銀行強盗や窃盗・詐欺・横領・着服など犯罪で手に入れた不労所得で、昔から「悪銭身に付かず」と言う例えがありますが「犯罪などで手にしたお金は、つまらないことに使い結局は残らない」と言うことわざです。
英語では「easy come, easy go」などと言います。
「悪銭」はまた、悪質な粗悪な貨幣と言う意味もあります。
現代では有り得ませんが、江戸時代には粗悪な貨幣があったのです。
「あぶく銭」は良い意味が原因もあります。
「あぶく銭」は「悪銭」の場合もありますが、宝くじに当選して高額のお金が転がり込んだ場合などにも使います。
また、ギャンブルで思わぬ大穴が来てしまい、高額配当金が入った場合もあります。
事業で少ない投資で企画した商品が、バカ売れになったことで入る売り上げも「あぶく銭」に入るかも知れません。
いずれにしましても、労せずして手に入ったお金ですから有難みは薄いものです。
「悪銭」も「あぶく銭」と言えます。
「悪銭」こそ「あぶく銭」なのですから、何かに使ってしまう可能性は高いと言えます。
不正や犯罪が発覚したときに、不正取得した金の使い道を必ず追及されるので、競馬などのギャンブルで消費してしまったと証拠の残らない証言を良くします。
しかし、本当はどこかに隠していることもある話です。
「ブランド品を買いまくった」「女性に注ぎ込んだ」「遊興に使った」などろくな使い方はしないものです。
「悪銭」「あぶく銭」とは何。
「悪銭」は犯罪行為で取得したお金のことです。
強盗・窃盗・万引き・特殊詐欺・横領・着服など手口は様々ですが、不正取得したお金の使い道はギャンブルや遊興費など足のつかないものが多いのですが、貢ものやブランドものなどに変わっていることもあります。
「あぶく銭」は「悪銭」の他に宝くじや競馬の大穴配当金・事業のバカ当たり商品益などがありますが、不労所得として申告すれば晴れて自由に使えるお金になります。