偽物は「そのモノを作る権利を持たない者が作ったモノのこと」。
権利を持たないので、それを販売すると違法になる場合があります。
レプリカは「そのモノを作る権利を持っている者が作った、本物とは違うモノのこと」。
本物とは区別されるものの、権利を持っている人間が作ったモノなので、偽物とも区別されます。
そして、レプリカの場合にはそれを販売しても違法にはなりません。
「偽物」の意味
偽物とは、特定のモノを作る権利を持たない者が作ったモノのことです。
権利を持たないので、本来は作って売ってはいけません。
したがって、実際に販売した場合には違法になる可能性があります。
コピー品とか、海賊版などの言い方をする場合もあり、単に偽物という言い方に終始するわけではないので、そこは注意点と言えるでしょう。
「レプリカ」の意味
レプリカとは、特定のモノを作る権利を持っている者が作った、本物とは違うモノのことです。
正規品に該当するので、偽物というわけではないものの、本物ではないからこそレプリカという言い方がされます。
したがって、偽物でもないが、本物でもないという微妙な立ち位置になっているのです。
レプリカに関してはそこを覚えておきましょう。
「偽物」と「レプリカ」の用法や用例
「有名ブランドのバッグなどの偽物を作って販売していた人が捕まったみたいね。
このブランドの商品を作る権利を持たない状態で、製造して販売をしたら捕まるに決まってるよね。」
「世の中には特定のモノのレプリカで満足する人もいるが、本物じゃないと満足できない人もいる。
レプリカは偽物ではないけど、本物と比べるトランクが落ちるわけだから、そこを気にする人はどうしてもいるんだ。」
偽物とレプリカは全く異なる概念
偽物とレプリカは同じような意味の言葉だと思っている人もいると思われますが、意味は全く違います。
偽物は正規品ではなく、本来存在してはいけないものです。
作るだけならば違法とは言えないものの、売ってしまうと違法になります。
しかし、レプリカは正規品に該当するので、売ったとしても問題ありません。
そこが大きな違いと言えます。