征服は「征伐したうえで、服従させること」。
特定の人たちを自分たちの思いのままに操るような状況になるのです。
支配は「特定の人間の意志を多くに強要し、束縛するような状態のこと」。
征服にかなり似ていますが、支配者とされる人が作ったルールを強要し、守らせることが支配に当たるので、1人強大な権力を持った人間がいるということです。
「征服」の意味
征服とは、特定の地域や国などを征伐して、そこにいる人たちを服従させることです。
征服するのは人間ではありますけど、特定の人間というよりは、国とか地域などのまとまりであることも多いです。
そういった側が実際に征服をしていくことになるので、征服という言葉の場合にはそういうところが特徴であり、支配との違いになると言えます。
「支配」の意味
支配とは、特定の権力者が支配者となり、特定の国や地域などを治めるすることになります。
支配者は独自のルールを強要して、自分の思い通りに人々を操っていくのですが、支配をするのは特定の人間であることも多いです。
だから、支配というのは支配者が行うということであり、特定の人間が行うということで、そこは征服との大きな違いになると言えます。
「征服」と「支配」の用法や用例
「昔は植民地といって、ある国がある国を征服するような状況が世界中で起きていた。
それが当たり前だった時代からすると、今は随分平和になったものだなと感じるんだよね。」
「支配をする支配者というのは、たいてい絶大な権力を持っていることが多い。
だから、支配者の言うことは絶対であり、身内であってももちろん逆らうことはできないんだ。」
征服と征服はそれをする側の違いが大きい
征服というのは国や地域などが主体となって行うものであり、征服する側というのは特定の人間ではないということになります。
しかし、支配に関しては支配者という特定の人間が行うことになるので、そこは特徴です。
征服と支配というのはやっていることは同じでも、やる側に違いがあるということになり、そこが見分けるポイントです。