危ういは「不安定であること、気がかりであること、危険であること」。

「危惧」と言い換えると分かりやすい。

危ないは「危険が差し迫っていること」。

「危険」と言い換えると分かりやすい。

「危」と言う漢字には「危険、危ない、危害が迫っている」などの意味があり、「危うい、危ない」も共通する意味を持ちます。

「危うい」には物理的なことだけでなく、精神的な意味合いもあるようです。

「危うい」は危険、不安定なこと

「危うい」は「危」の訓の一つです。

身に迫る物理的な危険と言う意味もありますが、「不安定な気持ち、気がかりな気持ち、危なっかしい」と言う意味も持っています。

「盤石と思われていた会社も、時代の流れでは危うくなることもありうる」「危うく穴に落ちるところだった」「子供だけを残して親が外出するなど危ういことをするものだ」などと使います。

「危ない」は危険なこと

「危ない」も「危」の訓の一つです。

例文は「危ないことはしないように」「危ないは所には近寄らないこと」「命が危ないらしい」「危なく人を疑うところだった」「危なかった経験はありますか」「危ない、危ない」「明日の天気は危ないようだから運動会は延期とします」「経営拡大しすぎの危ない会社」「唐突なことをしそうな危ない人」などと使います。

「危」を使うことわざや熟語

「危」を使うことわざや熟語は「危機一髪で切り抜ける、危急存亡の秋」、熟語用例は「暴走行為は危険極まりない行動、与党は全く危機意識が欠如している、昨日から危篤状態が続く、こちらにも危害が及びそうな予感、彼の言動にはずっと危惧の念を持っている、危難が降りかかる、品行方正な言動のことを危言危行」などがあります。

「危うい」と「危ない」とは

「危うい」は「危」の訓読みの一つで精神的なことになり「不安定な気持ち、気がかりな気持ち、危なっかしい」と言う意味になります。

「危惧」と言う言葉があります。

「危ない」も「危」の訓読みの一つで物理的に危害が及ぶことです。

「危険、危機、危急、危篤、危難」などの言葉になります。

四字熟語には「危機一髪、危急存亡、危機意識」などがあります。

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