待命は「命令が出るのを待っていること」。
自分たちに対する命令が出るのを待ってから行動するようなケースで使用する表現になると言えるでしょう。
待機は「特定の状況に関して、準備をしたうえで待っていること」。
命令を待っているとは限らないので、待命よりは幅広いシーンで使っていくことができる表現になると言えます。
「待命」の意味
待命とは、命令が出るのを待っていることです。
誰かから命令が出るのを待っているシーンで使用する言葉になります。
こういう状況は実際にあるので、多くの人たちにとっては馴染みをそれなりに感じやすい状況と言えます。
でも、待命という言い方はそんなに有名ではないため、使用される機会はあまり多くないと言えるはずです。
「待機」の意味
待機とは、特定の状況に関して、準備をしたうえで待っていることです。
特定の状況が来るまで待っているようなケースでよく使う言葉になります。
待命と比べると、やや漠然とした表現なので、それだけ幅広い場面で使っていくことができるはずです。
また、待機の方が有名な言い方になるはずです。
ここは待命との違いと言えるでしょう。
「待命」と「待機」の用法や用例
「待命が下るのを待っている状況だが、実際に特定の命令が自分に対して発せられるとは限らない。
しかし、そうなる可能性が高いという予測は自分の中にはあるのだが。」
「今日に関しては台風がきているということで、今のところは自宅待機の状況だ。
したがって、学校に向かうことはしなくていい状況であるとも言えるだろう。」
待命と待機は使用頻度で区別ができる
待命と待機に関しては、どちらも待っているケースで使用する言葉になるので、それなりに似ている意味という言い方ができます。
でも、意味は全く同じではありませんが。
また、待命と比べると、待機の方が使用頻度が高いと言えるでしょうから、そこに関しては両者を区別するためのポイントになるはずなので、頭に入れておくといいでしょう。