近時は「最近のこと」。
現在や近い過去を意味する言葉であり、日常的に使いやすいです。
でも、知名度はそんなに高くないという言い方ができると思われるのです。
近頃は「近い過去から現在までのこと」。
近時の意味に似ている状況です。
明らかな意味の違いはないので、同じような場面で使っていくことが可能と言えるでしょう。
「近時」の意味
近時とは、最近のことです。
近い過去を含む意味なので、そういった部分も頭に入れておくといいでしょう。
近時に関しては日常的に何度も使うことがしやすい表現になります。
ただ、実際に使われる機会は多くありません。
どうしても近時という言い方は有名ではないので、知らない人が多くいるため、見聞きしづらい表現であると言えるのです。
「近頃」の意味
近頃とは、近い過去から現在までのことです。
こういう意味なので、近時と同じような意味を持っていると言えます。
同様のシーンで使っていくことができると言えるでしょう。
ただ、意味は似ているものの、知名度には差があります。
どうしても近頃の方がメジャーな言葉になるため、こちらの方が頻繁に使われやすいと言えると思われます。
「近時」と「近頃」の用法や用例
「近時のことを思い出そうとしても、なかなか思い出せないことがある。
昨日食べたものはともかく、おとといに食べたものとかを思い出すのはかなり難しいと言えるからな。」
「近頃は非常に気温が高い。
こういった日が続いている状況を見ると、いよいよ夏がやってきたということだ。
これからは暑いのが当たり前の毎日になるだろう。」
近時と近頃は意味はほぼ同じ
近時と近頃に関しては意味はほぼ同じであり、基本的には区別はできないでしょう。
したがって、そこに関してはまず知っておくべきです。
でも、両者は使用頻度には違いがあると言えるはずです。
基本的には近頃の方が有名であり、近時という言い方はあまり使われません。
したがって、そこは理解しておいてほしい点になると言えます。
