「匿う」と「庇う」の違い・意味と使い方・由来や例文

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匿うは「周囲に隠しながら、特定の人を住まわせること」。

周囲の人間にバレないように、自分の家などに特定の人物を居候させる状況で使っていきます。

庇うは「害を加えられないように守ってやること」。

守るという意味になりますが、その手段はいろいろなものが考えられます。

ただ、庇うに関しても匿うのような意味を持っている言葉と言えます。

「匿う」の意味

匿うとは、周囲に隠しながら、特定の人を住まわせることです。

自分の家に特定の人物を居候させたりするときに使います。

基本的にその事実がバレてはいけないので、常に隠しながらになります。

だから、実際に匿う人物に関しては悪評が広まっているような人であることが多いです。

したがって、実際に使う機会はかなり限られるでしょう。

「庇う」の意味

庇うとは、害を加えられないように守ってやることです。

特定の人物を守るという意味になるので、そこは特徴的と言えます。

ただ、害というのは物理的なものに限りません。

精神的に影響を受けるような害からも守ってやるようなシーンで使っていきます。

だから、予想以上にいろいろな場面で使っていくことができる言葉と評価できます。

「匿う」と「庇う」の用法や用例

「逃走中の容疑者を今家で匿っているが、絶対にバレないようにしなくてはいけない。

一応容疑者にはなっているが、この人物は俺の知り合いで、絶対に犯人ではないと思うんだよな。」

「娘は学校でいじめられているようで、このまま普通に登校させるのは危険だろう。

したがって、俺が何とか庇う必要がある。

こういうときは親が力になってやらないとな。」

匿うと庇うはともに特定の人物を守ること

匿うと庇うに関しては細かい意味は違っていますが、どちらも特定の人物を守るという意味の言葉になります。

匿うは家の中で居候させるような意味であり、庇うは肉体的、精神的な苦痛から守ってやることを指しているのです。

この2つで言えば、庇うという言葉の方が日常的に使われる機会が多いと言えるでしょう。

そこは1つの違いになります。

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