「ジレンマ」と「板挟み」の違い・意味と使い方・由来や例文

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ジレンマは「二つの選択肢のどちらも選べない事情があり決断出来ない様子のこと。」

「優柔不断」と言い換えると分かりやすい。

板挟みは「二つのものとの間にあり両方から攻められている様子のこと」。

「両攻め」と言い換えると分かりやすい。

「ジレンマ」「板挟み」は例えていうならば「不倫をしている状態でどうしようかと悩み葛藤している」と言うことです。

「ジレンマ」は二者択一が出来ないこと

「ジレンマ」の「ジ」は「二つの」と言う意味があり、「レンマ」は「仮説・前提」と言う意味があります。
二つの選択肢のどちらかを選んでも不利益となる事態になることで、態度を決めかねている状態のことです。

例えば「高齢者の手術は危険が伴い手術すれば体力的に持たず、放置すれば悪化するというジレンマが医師にある」「不倫をしている人は家庭も大切にしたいと思い、不倫相手も見捨てられずにジレンマに陥った」と使います。

「板挟み」は二つのものに挟まれること

「板挟み」は二つの勢力から攻められて窮している状態を言います。
例えば「印刷企業の営業マンは得意先の納期と現場の言う納期の板挟みになるものだ」「時間が迫る中、面倒な作業をしていたところ、上司の催促に会い時間との板挟みになってしまった」「不倫相手と家族との板挟みに葛藤した」「板挟みはようやく解消した」と使います。

「ジレンマ」と「板挟み」は似ているところがあります。

「ジレンマ」と「板挟み」は二つのものがあることで共通しています。

「ジレンマ」は二者択一の「二」、「板挟み」は「二」の勢力と言うことですし、「ジ」も「二」です。

どちらも苦しい立場になることでも共通していますし、簡単には解決出来ないことも同じです。

解決法はなくどちらかを犠牲にするよりほかはありません。

それにより不利益が生じても止むを得ないということになります。

「ジレンマ」「板挟み」

「ジレンマ」は二者択一の場合、どちらを選んでも不利益になり、選ぶことを躊躇するか出来ないことです。

「板挟み」は二つのものに挟まれて身動きが出来ない状態になることで、「こちらを立てればあちらが立たず、あちらを立てればこちらが立たず」ということです。

両方の要求が重なるという一種のブッキング状態と言えるものです。

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