「寸暇」と「束の間」の違い・意味と使い方・由来や例文

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寸暇は「少しの暇のこと」。

少しだけ存在する自由な時間、暇のことを寸暇と表現します。

日常生活でそこまで多用する言葉ではありません。

束の間は「わずかな時間のこと」。

少しだけ存在する時間を指している言葉なので、意味としては寸暇にかなり近いです。

しかし、暇とは限らないので、自由に過ごすことができる時間とは言い切れないのです。

「寸暇」の意味

寸暇とは、少しの暇のことです。

ほんの少しだけある暇と言える時間を指しており、そういった貴重な瞬間を表現する言葉と言えます。

貴重な時間だけに、大切にしないといけないという意味合いが込められていますが、寸暇という言葉はちょっと難しいもので、日常的に頻繁に使用するものではないでしょう。

したがって、見聞きするシーンは多くありません。

「束の間」の意味

束の間とは、わずかな時間のことです。

少しの時間を指しているという意味では、寸暇と同じような意味の言葉と言えます。

しかし、寸暇は暇を指しているのに対して、束の間は単純に時間を指しているので、自由に過ごすことができるとは限らないのです。

だから、両者はそういった部分で区別をしていくことが可能と言えるでしょう。

「寸暇」と「束の間」の用法や用例

「寸暇を惜しんで勉強したおかげで、志望大学に合格することができた。

この瞬間を夢見て勉強に励んできて本当に良かったと思う。

辛い勉強も今思えばいい思い出という感じだな。」

「ようやく昼休みだ。

とりあえず仕事は一旦休止して、食事に出かけるか。

こういう束の間の時間というのは、本当にホッとするな。

いろいろなものから解放された気分だから。」

寸暇と束の間は時間の使用頻度に違いがある

寸暇と束の間に関しては、暇な時間か、単なる時間かという点でも違いがあるものの、使用頻度という部分でも違いを見出すことができます。

寸暇に関しては多少言葉が難しいため、無意識に使うような場面はあまり見られないでしょう。

ただ、束の間は日常生活の中でそこそこ使う機会があるでしょうから、そういった部分でも違いが存在しています。

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