「濃厚」と「濃密」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

濃厚は「味や匂いなどの濃度が高いこと。」

「こってり」と言い換えると分かりやすい。

濃密は「密度の濃いこと」。

「びっしり」と言い換えると分かりやすい。

濃厚は濃度や程度・可能性などが高いことで、濃密は密集していて密度が高いことを言います。

「濃厚牛乳」「濃厚接触者」、「濃密時間」「濃密描写」などと使います。

「濃厚」はこってりと言う意味
「濃厚」は「濃くて厚いこと」で「こってりとして程度が高いこと」と言う意味になります。

主に味付け・色彩・匂い成分などに使われ、状況の程度でも使われます。

例えば「濃厚な味付け」「濃厚な香水」「証拠からすると疑いは濃厚となる」「試合の成り行きは順調で上位になるのは濃厚だ」「濃厚ベッドシーン」「濃厚接触者」などと使います。

「濃密」はびっしりという意味
「濃密」は「濃くて密なこと」で「びっしりとして集中していること」と言う意味になります。

密度が高くなること、内容が濃くなることなどの意味で使われます。

例えば「点描画は細かくて濃密な描写だ」「話題が多く、濃密な話し合いの時間だった」「何もなかった畑には雑草がビッシリ生え、見た目にも濃密な感じになった」などと使います。

「濃厚」は程度が濃いこと、「濃密」は濃度が濃いこと
「濃厚」は味がこってりしてすること、香水の匂いがきいこと、可能性が高くなること、傾向がはっきりすること、密着度が高いことなどを言います。

「濃密」は集中して密度が高まること、内容が濃くなること、見た目にもビッシリ感があることなどを言います。

つまり「濃厚」は程度が高いこと、「濃密」は密度が高いことです。

「濃厚」と「濃密」

「濃厚」はコッテリ感のある味ことで、転じて、程度が高くなること、密着度が大きいこと、可能性が高まることなどの意味になりました。

「濃厚牛乳」「濃厚な内容」「濃厚接触者」「濃厚ベッドシーン」「価値は濃厚だ」など。

「濃密」はビッシリ感があることで、内容の濃いこと、見た目が濃いことなどの意味になりました。

「濃密描写」「濃密な時間」゛などと使います。

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