怪力は「並外れた力のこと」。
常人とは思えないような、とんでもない力を持っている人間に対して使われます。
いわゆる力持ちという言い方ができる人に対して使われるのです。
剛力は「力が強いこと」。
こちらも力持ちの状況ですが、並外れたとまではいかないケースで使われるので、怪力ほどの力ではないと評価できるでしょう。
「怪力」の意味
怪力とは、並外れた力のことです。
常人とは思えないような、信じられない力を持っている人間を称賛する意味で使われます。
したがって、実際に怪力に該当する人の数は世の中ではそこまで多くはないでしょう。
ただ、怪力という表現に関してはたまに聞くことがあるため、多くの人たちにとっては十分に馴染みがある表現と言えるはずです。
「剛力」の意味
剛力とは、力が強いことです。
単に力が強いと言える人間に対して使うことができるため、該当する人は割といる可能性があります。
だから、怪力ほどの優れた力を持っているわけではなく、そこは怪力との違いになります。
ただ、剛力に関しては怪力ほどメジャーな言葉ではないため、日常生活で使用する人はそこまで多くありません。
「怪力」と「剛力」の用法や用例
「これだけの荷物を1度に運ぶことができるとは、まさに怪力の持ち主だな。
こういう人がいると、本当にいざというときには助かるんだよな。」
「剛力と呼べる人は世の中にそこそこいるんじゃないかな。
並外れた力がなくても、常人よりは力が強い程度で良いわけだから。
俺ももしかしたら剛力と呼べるくらいの力はありそうだし。」
怪力と剛力は力の程度が違う
怪力と剛力はともに力が強いこと、常人よりも優れた力を持っていることを意味しています。
しかし、両者は力の程度に差があります。
怪力はものすごい強靭な力を持っている人に対して使いますけど、剛力はそこそこ強い力を持っている人に対して使うので、そこで区別をすることができます。
怪力はたまに使いますが、剛力を使う機会はあまり多くないと言えます。