「蒸発」と「揮発」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

蒸発は「液体を加熱し沸点に達すると起きる気化現象のこと」。

「沸点気化」と言い換えると分かりやすい。

揮発は「液体が常温で気化すること」。

「常温気化」と言うと分かりやすい。

蒸発は例えば水が過熱されると水蒸気になることを言います。

揮発は常温で気化が起きることで、主にベンゼンやエタノールなどの有機化合物になります。

「蒸発」は沸点で起きます。

「蒸発」は水で言えば100度の沸点に加熱されると気化現象つまり「蒸発」が起き、水蒸気として大気中に放散されることを言います。

水蒸気は気化した気体で透明のため目に見えません。

空中に放出後に急激に冷やされるためにまた液化して液体の水に戻ります。

、つまり、それが湯気として見えるのですが湯気は霧状の水なのです。

「揮発」は有機化合物で起き易い

「揮発」は常温でも起きる気化現象です。
ベンゼンやエタノールなどが常温の元で気化することです。

これらが常温で表面から気化が起こることを特に「揮発」と呼ぶのです。

例外的に水などは常温でも気化することがあり、まさに「揮発」現象が起きていることになります。

例えば濡れた床が乾くこと、海水が気化することは「揮発」と言えるのです。

香水の匂いは「揮発」した気体のこと

匂いの正体は液体から「揮発」した気体です。
香水などには無水エタノールが入っていますから、常温でも揮発は起き匂いとして鼻に入るのです。

液体の匂いはほとんど液体の表面から蒸発や揮発を起こして気体になったもので、それが匂いとして感じるものになるのですが、実際には気体に含まれた匂い分子を感知することになります。

「蒸発」「揮発」

「蒸発」は水などが沸点に達すると気化が起き水蒸気などになり空気中に放散することです。

「揮発」はベンゼンやエタノールなど有機化合物で起き易く、常温で液体の表面から気化が起きることを言います。

水でも常温で「揮発」現象を起こすことが知られています。

香水の匂いはエタノールが揮発して気体になったものに匂い分子が混じったものです。

「蒸発」も「揮発」も気化と言うことです。

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