「偏向」と「偏重」の違い・意味と使い方・由来や例文

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偏向は「偏った傾向のこと」。

いろいろな傾向が世の中にはあるものの、特定のものだけに偏った状況が確認されるときに偏向という言い方をしていきます。

偏重は「偏った結果、特定のものだけを重んじること」。

意味としては偏向にかなり似ている状況と言えるものの、特に重んじるという部分が必要な言葉と評価できるでしょう。

「偏向」の意味

偏向とは、偏った傾向のことです。

特定の傾向の中に何らかの偏りが確認された際に使っていく言葉と言えます。

その偏りに関して、多くから見て納得がいかないシーンで使われると言え、指摘や非難をする意図で偏向という言葉が使われやすいです。

頻繁に見聞きするわけではないものの、たまに見聞きするシーンがあると言えるでしょう。

「偏重」の意味

偏重とは、偏った結果、特定のものだけを重んじることです。

何かしらの部分に偏りが出るだけではなく、態度としてその偏ったものを重んじる状況が生じた際に使っていきます。

ただ、重んじるというのは周囲から確実に判断できるものではないため、かなり主観的な状況と言えるでしょう。

偏重に関しては、そういう曖昧な部分があるのです。

「偏向」と「偏重」の用法や用例

「特定の政治家への報道が過熱し、全体的に偏向の雰囲気が感じられる。

他にももっと報道すべき、問題を抱えた政治家がいるように思えるが。」

「あの人はお酒が大好きで、お金をお酒に使いまくっている状態みたいだな。

だから、お酒に対しての出費がかさみ、偏重と言える状態になっている。

もう少し節約したらいいと思うんだけど。」

偏向と偏重は問題を指摘する意図で使われやすい

偏向と偏重はどちらも偏りが見られる状況で使用していきます。

ただ、偏向は偏った傾向が確認される際に使う言葉で、偏重は偏って重んじる状況が確認される際に使う言葉と言えます。

したがって、両者はそういった部分で違いが存在していると言えるので、そこを頭に入れておくと良いでしょう。

基本的にはどちらも指摘や非難の意図で使っていく言葉です。

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