「沈黙」と「暗黙」の違い・意味と使い方・由来や例文

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沈黙は「一切喋らない状況のこと、物音がしない状況のこと」。

人が喋らない状況を意味することもありますけど、物音がしないで静かな状況のときにも使うことができます。

暗黙は「口に出さずに黙っている状況のこと」。

意味としては沈黙にかなり近いですが、暗黙に関しては特定のことを黙っているというニュアンスが強いです。

「沈黙」の意味

沈黙とは、一切喋らない状況のこと、物音がしない状況のことです。

人が喋らない状況で使うことができますが、物音がしないで非常に静かな状況を沈黙と表現することもあります。

静寂といった言葉に近い意味を持っていると言えるので、そういった部分についても知っておきましょう。

ただ、一般的には人が喋らない状況を意味することが多いです。

「暗黙」の意味

暗黙とは、口に出さずに黙っている状況のことです。

沈黙と同じような意味ではありますけど、暗黙は特定の内容を黙っている状況と言えます。

沈黙は何もかもを喋らないという状況であるのに対して、沈黙は特定の内容に関して黙っている状況なので、その特定のこと以外は喋る可能性はあると言えるでしょう。

そこが沈黙との違いです。

「沈黙と「暗黙」の用法や用例

「面接中に何も喋ることができなくて、面接官もずっと黙ったままだったから、完全に場が沈黙してしまった。

その瞬間は本当に焦ったね。」

「このことについては暗黙だから。

絶対に喋ってはいけない。

何を聞かれても、知らないと答えておけば問題ない。

とにかく我々が知っている内容について一切喋らないことを徹底するんだ。」

沈黙と暗黙はともに黙っていること

沈黙も暗黙も基本的には喋らないで、黙っている状態を指しています。

ただ、沈黙は何もかも喋らない、一切喋らないという意味なのに対して、暗黙は特定の内容に関して喋らないという意味になりますから、そこに違いがあります。

また、沈黙は物音がしない、静寂のような意味として使われる場合もあるので、そこも暗黙との違いになるでしょう。

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