核心は「物事における中心部分のこと」。
特定の物事に関して、特に大切と言えるポイントに関して使用される言葉と言えるでしょう。
正鵠は「物事における大切な部分、狙いどころのこと」。
別の言い方をすれば急所とも言え、失うと困る部分という評価が可能です。
ただ、意味それ自体は核心と割と似ているので、区別は難しいかもしれません。
「核心」の意味
核心とは、物事における中心部分のことです。
中心と言えるため、非常に重要な場所と評価できるでしょう。
核心という言葉に関しては、話やストーリーなどにおいてよく使われると言え、フィクションなどの作品でよく聞く可能性が高いでしょう。
物語の核心部分といった言い方をよくするので、そういった表現について覚えておくと良いです。
「正鵠」の意味
正鵠とは、物事における大切な部分、狙いどころのことです。
核心と同様に重要な箇所を指しているのですが、正鵠に関しては、大切な部分を壊すためとか、そういったケースで使用されることがあります。
物事における急所と評価できるため、正鵠に当たる部分を攻めることで、機能不全に陥らせることが可能なので、そういうシーンで使うことがあります。
「核心」と「正鵠」の用法や用例
「この物語の核心部分はここからになる。
今までの部分は本の序章に過ぎない。
したがって、今から話す部分は心して聞いてほしいんだ。
本当に大切な箇所だから。」
「敵陣にとっての正鵠はここだ。
ここを破壊してしまえば、相手の陣地は壊滅状態に至ったも同然と言えるだろう。
したがって、今回の作戦で我々が狙うのはここ1点のみだ。」
核心と正鵠は使う場面が異なる
核心と正鵠に関しては、どちらも大切な箇所ということで、ほとんど同じ意味に聞こえるかもしれません。
しかし、両者は実際に使用する場面に違いがあるのです。
核心は物語などの場面で使うケースが多いのに対して、正鵠は大切な箇所、急所を破壊しにかかるようなシーンで使うことが多いので、そういった点で区別をしていくと良いでしょう。