「身勝手」と「我儘」の違い・意味と使い方・由来や例文

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身勝手は「自分本位で回りの迷惑は考えないこと。」

「自分本位」と言い換えると分かりやすい。

我儘は「自分が好き勝手に振る舞うことで迷惑を感じないこと」。

「好き勝手」と言い換えると分かりやすい。

「身勝手」も「わがまま」も同じ意味になり、自分本位で自己中心的なことが共通します。

どちらかというと「身勝手」は自己本位であり、「我儘」は自己中心的と言えます。

「身勝手」は自己本位のこと
「身勝手」は自己本位の考えでことを進め、それにより迷惑する周囲のことを考えないのです。

自分の利益になることをして、それにより損失を受ける人のことを考えないことです。

例えば「用事があると遅刻して、出発をしようとしていた人たちを待たせてしまったので身勝手なことをするなと叱責された」「身勝手が過ぎると大声で怒られた」などと使います。

「我儘」は自己中心的なこと
「我儘」は経済的負担や精神的負担が生じるのに構わず、自己中心的な振る舞いをすることです。

例えば「経済的に苦しい家庭で、子供が芸事をしたいと我儘を言いだしたので親は困ってしまった」「我儘なことを言うようですが、明日お休みを頂けないでしょうか」「その子は裕福な家庭に育ち、気まま勝手に成長してしまった」と使います。

「身勝手」と「我儘」はほぼ同じこと
「身勝手」な行為は大人がしてしまったことですから責任を取らされることがありますが、「我儘」なことをしても子供が責任を取ることはあまりしません。

「身勝手」は大人に使い、「我儘」は主に子供に使われることが多いと言えます。

「我儘」な大人はあっても、「身勝手」な子供とはあまり聞きません。

また、文章言葉として「身勝手」は使っても「我儘」は使いません。

「身勝手」は「我儘」の違い

「身勝手」は大人がやったことで責任を取ります。

結果的に周囲に損失や迷惑が生じたなら、会社では始末書を書かされ補填などをさせられます。

仲間内でも皆に迷惑が及べば、ただでは済ません。

一方、「我儘」は子供がすることで責任は取りません。

親はしようがないとあきらめて言うことを聞いてあげるか、怒って子供の「我儘」を許さないかとなります。

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