「敏感」と「過敏」の違い・意味と使い方・由来や例文

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敏感は「感度が鋭い状況のこと」。

感覚が鋭いので、いろいろなものに対して強く感じてしまう状況と言えます。

基本的には常人と比べてという言い方になるでしょう。

過敏は「感度が強すぎること」。

意味としては敏感とさほど変わりませんけど、その程度より強い状況を示しており、かつ問題があるというニュアンスを含んでいます。

「敏感」の意味

敏感とは、感度が鋭い状況のことです。

常人と比べて感度が鋭いと評価できるようなシーンで使うので、実際に敏感と言える人に関してはあまり多くありません。

ただ、感度といっても、いろいろな感度があるため、少なからず敏感である部分を持っている人は多くいる可能性があります。

だから、敏感を使えるシーンはそれなりに多いかもしれないのです。

「過敏」の意味

過敏とは、感度が強すぎることです。

常人と比べても感度が強すぎるということで、敏感と意味は似ていますけど、敏感以上に感度が強い状況で使っていきます。

だから、過敏に関してはそれ自体が問題点であるという意味合いが強いので、そういう場面で使っていくべきです。

敏感と過敏を使い分ける明確な基準は存在しないので、基本的に主観的な面がどうしても含まれます。

「敏感」と「過敏」の用法や用例

「動物の中には気温の変化などに対して非常に敏感なものが存在している。

そういった動物は気温の変化などに対して敏感じゃないと生きることが困難になるため、そういった身体の仕組みが出来上がったのだろう。」

「どうやら一部の歯が知覚過敏になっているようだ。

冷たいものを食べたときにすごい染みる感覚があるんだよね。

しかもかなり強い感じだから、非常に困っているんだよ。」

敏感と過敏は程度の問題

敏感と過敏については、基本的にはほぼ同じ意味です。

どちらも感度が強いという状況を指しているのです。

しかし、その程度は微妙に異なっており、基本的には過敏の方がより強い状況と言えます。

そして、過敏に関してはそれ自体が問題であるというニュアンスを含んでいると言えます。

だから、そういう部分で差があると評価できます。

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