「似顔絵」と「自画像」の違い・意味と使い方・由来や例文

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似顔絵は「自分の顔を忠実に再現して書いた絵のこと。」

「顔絵」と言い換えると分かりやすい。

自画像は「自分の顔を中心に書かれた姿のこと」。

「姿絵」と言い換えると分かりやすい。

似顔絵は捜査の必要性から顔のアップが書かれますが、自画像依頼主の要求で顔を中心に服装や体の姿も書かれます。

大体胸が上が多いのですが全身の場合も珍しくありません。

「似顔絵」はデッサン調の書き方

「似顔絵」が作られるのは犯罪に関係したときが多く、行方不明者や変死者・重大犯罪者の指名手配のために書かれます。
全体のプロフィールから推定して、デッサンのように顔かたちを書いていく年期のいる職人的な高度の作業となります。

行方不明者が亡くなっている場合に、遺族が「似顔絵」を見て身元が判明することがありますし、指名手配犯も逮捕に繋がることがあります。

「肖像画」は画家が描きます。

「肖像画」は、普通は画家に書いて貰うものです。

また、画家自身が書いた絵も残っていることがあります。

顔がメインですが、肖像ですからその人なりの服装や体つきが分かるように書かれます。

ヨーロッパの王侯貴族の肖像画は数多く残っていて、日本でも有名人や功成し遂げた人が良く書かれます。

通常は油彩画で作られます。

「似顔絵」も「肖像画」も顔が分かるように書かれます。

「似顔絵」はもちろん顔の絵ですが、「肖像画」も依頼主を書く訳で顔は必須です。

顔を書く目的は違うのですが、どちらも本人に似ていることが求められます。

写真のない時代であるので、極力本人の特徴を表した「肖像画」が好まれたと思われます。

「似顔絵」もそっくりであれば遺族の元に本人は帰れますし、指名手配犯も逮捕されるのです。

「似顔絵」と「肖像画」

「似顔絵」は行方不明者や指名手配犯逮捕などの目的で作られるもので、高度の職人技が必要です。

本人に似たものであれば、不明者は身元が判明しますし、無指名手配犯も全国に似顔絵が貼られますので、捕まるでしょう。

「肖像画」は依頼主と顔が似ていることが求められるのですが、服装や体つきなど本人らしさも要求されるものです。

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