「ブロッコリー」は、野生のキャベツの花蕾が誇大したもので、「カリフラワー」は、その「ブロッコリー」が突然変異し、それが品種改良されたものです。
また、「ロマネスコ」は、「ブロッコリー」と「カリフラワー」を掛け合わせて作られた「カリフラワー」の変種とされています。
ただし、「ブロッコリー」と「カリフラワー」の起源とする説もあり、誕生の経緯は意外とハッキリしていません。
「ブロッコリー」の意味
「ブロッコリー」は、キャベツと同じアブラナ科の野菜です。
「カリフラワー」、「ロマネスコ」と比べても、ビタミンCが豊富なことが特徴です。
また、葉緑素やカロテンといった色素成分も多く含まれています。
ただし、茹でてしまうとビタミンCが減少してしまい、「カリフラワー」とあまり変わらない量になってしまいます。
「カリフラワー」の意味
「カリフラワー」もキャベツと同じアブラナ科です。
ケールから分化したものと言われています。
色素成分が「ブロッコリー」と比べて少ないことで知られています。
「カリフラワー」は、色の種類が多く、基本の白色の他にもオレンジ色、紫色などたくさんの種類があります。
見た目にも楽しく、料理の彩りにも使いやすい野菜と言えますね。
「ロマネスコ」の意味
「ロマネスコ」は、イタリアの伝統的な野菜です。
初めにも書いた通り、その始まりは様々な説が提唱されており、未だにハッキリしていません。
日本では「ブロッコリー」や「カリフラワー」に比べると、生産量が少なく見慣れない野菜ですが、ヨーロッパでは一般的な野菜で、茹でる、炒めるといった基本的な調理方法から、パスタやピザ、スープの具材まで、幅広く使われています。
「ブロッコリー」と「カリフラワー」、「ロマネスコ」の違いのまとめ
今回は、「ブロッコリー」と「カリフラワー」、「ロマネスコ」の違いについてまとめてきました。
3つとも見た目が似ていますが、ケールから分化した野菜であったり、同じアブラナ科であったりとやはり共通点は多いです。
ただし、栄養の含有量や、色など細かな違いもあるため、作る料理に応じて使い分けていく必要があると言えます。