「認識」と「自覚」の違い・意味と使い方・由来や例文

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認識は「物事について見分けたり、判断すること」。

見分ける能力と判断する能力というのが認識をするうえでは必要ということです。

日常生活の中で認識は多くが行っている行動と言えます。

自覚は「自分自身で感じ取ること、自分の立場などを弁えること」。

どちらかと言えば、後者の意味で使用する機会が多い言葉と言えるでしょう。

「認識」の意味

認識とは、物事について見分けたり、判断することです。

見分ける能力、判断する能力の両方が必要と言える言葉です。

ただ、認識というのは多くの人たちが日常的に行っている行為であり、無意識にやっている行為と評価できます。

したがって、認識という言葉を使用する機会は多くないものの、かなり馴染みのある言葉と言えるはずです。

「自覚」の意味

自覚とは、自分自身で感じ取ること、自分の立場などを弁えることです。

どちらかと言えば、後者の意味で使用されることが多いですが、この場合には他人から指摘の意味で使われる場合が多いです。

自分の立場を弁えて発言をしろといった意味で、自覚という言葉を使うこともあるので、自覚に関しては自分自身に使う機会はあまり多くないです。

「認識」と「自覚」の用法や用例

「世の中には性別的には男だけど、自分のことを女だと認識している人もいる。

そういう人たちは従来は理解されなかったが、最近はトランスジェンダーという言い方が完全に定着したんだ。」

「目上の人間と話をするときには、自分の現在の状況を自覚するべきだ。

明らかに身分が違い過ぎる相手に対して、意見をするというのは控えた方が良い。」

認識と自覚は同じような意味もある

認識は物事を見分ける、判断するという意味があり、自覚は自分自身で感じ取るという意味があるので、両者は同じような言葉にも見えます。

しかし、自覚には自分の立場などを弁えるという意味もあるので、その点において両者は違った言葉であると言えるでしょう。

また、認識は自分に対して使うこともありますけど、自覚は他人に対して使うことが多いため、そこも違いと言えるはずです。

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