「管理規約」と「使用細則」の違い・意味と使い方・由来や例文

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管理規約は「マンションの管理組合が制定している規則のこと」。

「管理ルール」と言い換えると分かりやすい。

使用細則は「管理規約に定められない使用に関する細かい規則のこと」。

「使用ルール」と言い換えると分かりやすい。

「管理規約」は管理組合のあるマンションには必ずあるもので、マンションに居住する住民が守らなければならない規則や組合の運営規則を集めたものです。

「使用細則」は「管理規則」に付随する細かい規則になります。

「管理規則」は管理組合が制定します。

「管理規則」はマンションが建設され、管理組合が出来た時点で管理組合が制定するものです。

専有部分と共有部分の区分け、マンションの管理法、管理組合のこと、理事会、総会、議決方法、理事長・役員などの事柄を明文化して置くものです。

マンションだけではなく「管理」が必要な学校法人や一般法人などにも同じようなものがあります。

「使用細則」はマンションにより内容が異なります。

「使用細則」は「管理規則」とは別に作られ、マンションを適切に使用する上で必要な決まりやルールに付いて細かく定めたものです。

内容はマンション毎に事情に合ったものが作られます。

入居届のこと、バルコニーのこと、ゴミのこと、届け出書類のこと、クレーム処理のことなどの他、駐車場・自転車置き場などのこと、禁止行為項目など入居した場合には一読するべきものです。

「使用細則」は理解しても「管理規則」は頭に残りずらい。

「使用細則」は生活に必要な情報が多く、入居の際にも管理人から説明を受けることが多いものです。

「管理規則」は必要なものですが、貰っても内容が堅い文章なので読む気も起らないかも知れません。

総会の議決方法・理事会など当面の直接生活には関わりありません。

それより、ゴミ処理のこと・駐車場のこと・マンションでの禁止行為のこと・バルコニーの使い方・インターネットのこと・有料テレビのことなどの方が知りたいのです。

「管理規則」と「使用細則」の関係は。

「管理規則」は管理組合が制定するいわばマンションの法律です。

どこのマンションにもありますが、管理するべきものを明文化して常備し保管するものです。

特に共用部分や理事会・総会のこと、意思決定法などが明文化されています。

「使用細則」は「管理規則」で存在が明記され、別書きで作られます。

マンションを使用するに当たり必要な決まり事が書いて有り、いわばマンションの条例・通達です。

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