「有効性」と「実効性」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

有効性は「効果があると思われること」。

「可能性」と言い換えると分かりやすい。

実効性は「実際に効果があること」。

「効果」と言うと分かりやすい。

「有効性」は可能性がある事柄のことを言い、「実効性」は実際に効果が認められることを言います。

「有効性」と言う可能性のある事柄の中から「実効性」のある事柄が生まれるのです。

「有効性」は効果がある、またはあると思われるもの

「有効性」は有益な効果があるもの、あるかも知れないものや事柄のことを指し、あくまでも可能性があるということになります。
例えば「この薬の有効性は人により異なるかも知れないので試してみる必要がある」「温暖化防止策に有効性のある対策はいくつも考えられる」「有効性があるものはすべて集めてみよう」などと使います。

「実効性」は効果が確かめられること

「実効性」はある事柄に対して確かな効果があると認められているもののことです。
例えば「この薬はこの病気に実効性があると認められている」「実効性のある施策をして貰いたい」「実効性が失われてはいけない」「このやり方では実効性があるとは認められない」「素早く逃げてしまう害虫には実効性のある強力スプレーが良い」などと使います。

「有効性」の中に「実効性」がある。

「実効性」は確かなことですから、「有効性」と言う可能性を含む事柄の中に潜んでいるものと考えられます。

「有効性」があると思われる事柄を集めてみると、その中には「実効性」のある事柄があるということです。

例えば「有効性があると思われていたものでも実効性のあるものは少ない」「有効性だけではなく、実効性のあることをやって貰いたいものだ」「実効性のあるものはなかなかないものだ」などと使います。

「有効性」「実効性」

「有効性」は効果がある可能性を秘めているものや事柄のことを言い、「実効性」は実際に効果が認められるものや事柄を言います。

「有効性」は効果があると言う意味でも使われますが、本当に効果が認められるのは「実効性」なのです。

「実効性を確保する」「実効性を担保する」と言うことが政治の世界では多いように感じます。

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