「外耳」と「中耳」の違い・意味と使い方・由来や例文

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外耳と中耳の主な違いはその場所です。

耳介から外耳道にかけての部分をいい、中耳は鼓膜から蝸牛までを中耳と言います。

よく外耳炎、中耳炎と耳にすることと思いますが疾患部分の違う炎症と思っていただければ良いかと思います。

当然役割もそれぞれ違っており外耳の役割は集音と共鳴、中耳の役割は音の増幅と言われています。

外耳

耳介から鼓膜までの外耳道を外耳と言います。

耳介とは目に見える部分の耳です。

外耳の役割は集音と共鳴です。

集音は耳介での働きで共鳴は外耳道内の働きです。

外耳道共鳴という働きで耳の構造や年齢で変化はありますが3000ヘルツ付近の音が10?20dB増幅します。

外耳道内の手前側の3分の1が軟骨でできており、奥側の3分の2は骨でできてます。

中耳

中耳とは鼓膜から蝸牛までの部位のことを指します。

主に音の増幅を担います。

鼓膜で外耳道から伝わってきた空気の振動を膜の振動に変え耳小骨というツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨の3つの小さな骨で形成されている部分で、てこの原理でツチ骨からキヌタ骨、キヌタ骨からアブミ骨と音を増幅しながら蝸牛まで音を伝えます。

増幅をしていくことで脳が正常な音量で音を認識するすることができます。

外耳と中耳の病気の違い

外耳の病気では外耳炎や耳垢栓塞など、重症化する病気は多くありません、しかし中耳での疾患の場合放っておくと重症化することがあるので注意が必要です。

代表的な中耳の病気といえば中耳炎をよく耳にしますが、中耳炎を放っておくと慢性中耳炎となり、耳鳴りや難聴が進むことがあります。

さらに放っておくと真珠腫性中耳炎になり周りの骨を溶かしていきます。

外耳と内耳の役割の違い

外耳は耳介と鼓膜までの耳の道です。

中耳は鼓膜から蝸牛までの部位をいいます。

外耳と中耳ではそれぞれ違う役割を担っており、外耳では音の集音と共鳴の役割を担い、中耳では音の増幅の役割を担っています。

それぞれ重要な役割でどちらかが欠けても脳に正常な音情報を届けることができません。

その役割ん妨げる疾患も外耳と中耳でありますが、特に中耳の病気は放っておくと取り返しがつかなくなることもあるので注意が必要です。

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