「親」と「両親」と「二親」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「親」は、子を産んだり育てたりするものをいいます。

「両親」は、「二親」「父母」のことです。

「二親」は、「父と母」「両親」「双親」のことです。

「親」と「両親」と「二親」は、英語では「one’s parents」で表されます。

「両親の」という意味の場合「parental」です。

「二親」という意味の場合「one’s father and mother」で表されます。

「parents」は、「one’s parent」と単数では用いません。

「片親」の意味の場合は「one’s father」「one’s mother」です。

「親」の意味

「親」は、以下のような意味です。

①子を産んだり育てたりするものをいいます。

「父と母」のことです。

広く動物についても用います。

②「親会社」のように、もとになる物を指します。

また、中心となる物のことです。

③麻雀やトランプなどのゲームで、進行をつとめたり、特別の権利を持ったりするもののことです。

④「親代々」のように、「先祖」「祖先」を指します。

反対語は「子」です。

以下のように使います。

この子の親 ちかごろの親 親馬鹿
親の心子知らず 親の七光り

「両親」の意味

「両親」は、「二親」「父母」のことです。

以下のように使います。

両親とも健在です
彼女の両親に会って結婚を申し込む
両親の影響を受けて育つ

<父母・ふぼ・ちちはは>

「二親」のことです。

「父母・ふぼ」は、学校などで保護者を指す場合以外は、文章語として使われます。

「父母・ちちはは」も文章語的な言葉です。

『父母の恩は山よりも高く海よりも深し』は、父の恩を山の高さに、母の恩を海の深さに例えた句です。

「二親」の意味

「二親」は、「父と母」「両親」「双親」のことです。

反対語は「片親」です。

以下のように使います。

二親がそろって挨拶にみえた
事故で二親を亡くした

<親の漢字>
字義は「したしい」「したしむ」「みずから」「したしみ」「おや」「身内」です。

解字では、「見+辛+木」で構成されます。

「辛+木・シン」の部分は「進」に通じ、「すすみ至る」を表します。

これにより、「進んで目をかける」を表し「したしむ」という意味になりました。

「親」は子を産んだり育てたりするもの、 「両親」は「父母」のこと、「二親」は、「両親」「双親」のこと
「親」「両親」「二親」「父母・ちちはは」「父母・ふぼ」は類語です。

共通する意味は「その人をこの世に生んだ一人の男性と一人の女性。

また、その人を保護・養育している人」です。

「親」は、父、または、母、あるいは父母の両方をいいます。

特定の個人の場合にも、普遍的意味合いを持つ場合にも使います。

人間以外の動物にも用いられます。

「親の言うことをちっとも聞かない」のように、親が親自身を指していう場合にも用いられます。

日常会話では、自分の「親」については、「親」「両親」を使います。

また、相手の「親」については、「親御さん」「御両親」を使います。

「両親」や「二親」は、「父母」のことです。

「二親」は、「両親」に比べると一般的ではありません。

「二親」は、「父親と母親が二人そろって」という意味が強く、単純に「両親」に置き換えられません。

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