「乳」と「おっぱい」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「乳」は、乳腺から分泌する乳白色不透明の液体のことです。

「乳房」のことです。

「おっぱい」は、「乳汁」または「乳房」を指す幼児語です。

英語では以下のように表します。

「ミルク」は「milk」で表されます。

「乳房」は「the breasts」で表されます。

「牛乳を搾る」は「milk a cow」です。

「乳臭い」を表す時、「お乳の臭いがする」という意味の場合「smelling of milk」です。

「幼稚な」という意味の場合「childish」です。

「おっぱいを飲む」は「suck at the breast/suckle」です。

「おっぱいを欲しがる」は「want to be fed/want the breast」です。

「乳」の意味

「乳・ちち」は、「乳・ち」を重ねた言葉です。

以下のような意味です。

①哺乳類が分娩後に乳腺から分泌する乳白色不透明の液体のことです。

たんぱく質・脂肪・糖などを多く含みます。

子は初めこれによって養われます。

「乳汁」「ちしる」のことです。

②「乳房」のことです。

③植物の葉・茎を傷つけた時に出る乳に似た液体のことです。

以下のように使います。

ヤギの乳をしぼる
赤ん坊は母親の乳を欲しがる
乳が張る

「おっぱい」の意味

「おっぱい」は、「乳」のことです。

または、「乳房」のことです。

「乳汁」または「乳房」を指す幼児語です。

以下のように使います。

おっぱいをお飲みなさい
母親のおっぱいに触れながら寝た

<乳の漢字>
字義は「ちち」「乳をのませる」「乳房のような形をしたもの」「乳のように白く濁った液体」「子を産むこと」です。

解字は、「爪+子+乙」で構成されます。

「爪」は手を下に向けてつかむ形にかたどられています。

「乙」が乳房の象形です。

「赤子を乳に向ける形」から「乳をのませる」の意味を表します。

「母乳」の意味

「母乳」は「乳」と「おっぱい」の関連語です。

動物が子を育てるために母の乳房から分泌する白色不透明な液体です。

人間では、分娩後2~3日目から分泌します。

たんぱく質・脂肪・塩類・各種ビタミンを含有しています。

母親の乳汁のことです。

理想的な栄養食品です。

消化・吸収されやすく、代謝に有利な組成を持ちます。

母乳を充分に与えられた乳児は病気に対して抵抗力があり、栄養状態が良好です。

授乳することによって、母子の愛情の交流も行われます。

以下のように使います。

母乳で育った子供
赤ちゃんを母乳で育てる

「乳」は、乳腺から分泌する乳白色不透明の液体のこと、または、「乳房」のこと
「おっぱい」は、「乳汁」または「乳房」を指す幼児語です。

「乳」「おっぱい」は、類語です。

「母乳」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「動物が分娩後に子を育てるために乳腺から分泌する白い液体のこと、または、乳房のことです。

「乳」は、「ち・乳」を重ねた言葉です。

「おっぱい」は、幼児語、または、俗語的な言い方です。

「母乳」は、母親の乳のことです。

「母乳で育てる」のように使います。

最新の記事はこちらから