付与は「特定のモノなどを与えること、授けること」。
モノだけではなく、権利などを含む場合もありますけど、とにかく何かしらを与える、授ける際に付与という言葉を使います。
貸与は「特定のモノを貸すこと」。
与えるという部分では付与と似ていますが、所有権まで与えるわけではない点に付与との違いがあります。
貸与はあくまで貸すだけです。
「付与」の意味
付与とは、特定のモノを与えること、授けることです。
具体的なモノであれば、所有権まで与えることになるでしょう。
基本的にはモノを与えるときに使う言葉ではありますが、権利などを与える際にも使われる言葉です。
したがって、付与に関しては日常生活の中で、非常に多く使用される可能性があるため、非常に馴染みが深いと言えるはずです。
「貸与」の意味
貸与とは、特定のモノを貸すことです。
あくまでも貸すだけであり、所有権まで与えるという意味ではありません。
したがって、貸してもらったモノに関してはいずれ返すことになるでしょう。
貸与に関しても日常生活の中で多く使う言葉です。
何かしらのモノを貸す際には、貸与という表現を使用する可能性があるので、覚えておくと便利です。
「付与」と「貸与」の用法や用例
「会社でボーナスが付与されたが、何に使おうかな。
普段は出来ないような贅沢な使い方をしてみたいんだが、しばらく考えてみることにするか。」
「バイト先で使っている制服って、よく考えたら貸与されているものなんだよな。
自分のものじゃないからいずれ返さないといけない。
もっと綺麗に使っていった方が良かったのかな。」
付与と貸与の違いは所有権の部分
付与と貸与はともに何かしらのモノを与える際に使われる言葉ですが、所有権の部分で違いがあります。
付与は所有権まで与えるのに対して、貸与は所有権は与えません。
あくまでも使用する権利を与えたに過ぎないのです。
そこで大きな違いがあるので、付与と貸与に関しては区別自体は容易であり、迷うことは特にないと言えるでしょう。