事情は「物事がそのようになったいきさつ、細かい理由のこと」。
何かしらの出来事に関して詳しく説明するようなときに事情という言葉を使うことになります。
情事は「男女間の愛を含んだ関係のこと」。
一般的には夫婦や恋人などの関係は対象にならず、それ以外の男女の関係を表す際に使われることが多いです。
禁断といった意味が含まれることもあります。
「事情」の意味
事情とは、物事がそのようになったいきさつ、細かい理由のことです。
特定の出来事がなぜ起きたのかなどに関して、詳しい理由を説明するときにこういう言葉を使います。
詳しい理由を聞かないと分からない、納得できないようなときに事情を話すことで、周囲の人たちの理解を得られる、納得してもらうようなことが実際にあります。
「情事」の意味
情事とは、男女間の愛を含んだ関係という意味ですが、夫婦や恋人などの典型的なケースではほとんど使われません。
むしろ世間一般的には禁断の関係と言えるような場面で使われることが多く、例えば不倫関係のようなケースは代表的です。
その関係が周りにバレてはいけないと言えるケースで情事という言葉が使用されることが多いです。
「事情」と「情事」の用法や用例
「今回の失敗が起きてしまった事情を聞くと、組織それ自体に問題があったと言わざるを得ない。
失敗した本人だけが悪いわけではないので、組織自体の問題点を改善していこう。」
「男女はどうしても情事に走ってしまう。
これは本能的な面があるのだろうな。
ただ、当事者にとってみればその情事は絶対にバレてはいけないわけだが。」
事情と情事は全く違う意味
事情と情事というのは言葉自体はかなり似ていますけど、意味としては全く異なっています。
事情は物事が起きることになったいきさつや理由のことで、情事は男女の愛を含んだ関係のことです。
したがって、実際にそれぞれを使う際には違いをしっかりと認識しておく必要があるので、そこは頭に入れておきましょう。
ただ、区別はしやすいはずです。